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ソロモン諸島でデモ隊が暴徒化-豪政府、軍・警察を派遣し支援へ

更新日時
  • 豪首相、兵士と警官約75人を巡視船と共にソロモン諸島に派遣する
  • ソロモン諸島は19年9月に中国と国交を結び、台湾と断交

太平洋のソロモン諸島で激しい抗議活動が起きている。同国が台湾と断交し、中国と国交を結んだことが関係している。

  首都ホニアラでは警察が催涙ガスとゴム弾を使用し、ソガバレ首相の辞任を求め集まっていた約1000人のデモ隊を排除した。オーストラリアの公共放送ABCが報じた。

  現地紙ソロモン諸島ヘラルドは、デモ参加者はホニアラのチャイナタウンで店舗を襲撃し、中国大使館に向かって行進したと報道。独立系ジャーナリストのゲオルギナ・ケケア氏によれば、警察署とホニアラ高校の一部も破壊され、暴動を鎮圧するために36時間の都市封鎖が実施されたという。

  モリソン豪首相は25日、豪州の兵士と警官約75人を巡視船と共にソロモン諸島に派遣すると記者団に語った。暴動の取り締まりなどを支援すると説明した。

  ソロモン諸島は2019年9月に中国と国交を樹立し、1983年に始まった台湾との外交関係を打ち切った。太平洋にある別の島しょ国、キリバスも同月、台湾と断交した。

  米国やその同盟国である豪州は、太平洋の島国における中国の影響力拡大を懸念。中国の狙いは、米州に向けた軍事力を大きく強化する海軍基地の設置かもしれないと米豪両国の外交官は警戒している。

モリソン豪首相は豪州の兵士と警官約75人を巡視船と共にソロモン諸島に派遣すると述べた
 

  ABCによると、ソロモン諸島のマライタ州政府は中国との外交樹立に反対しており、デモは同州政府と中央政府の間に生じた問題に関連している。マライタのスイダニ州首相は中台を巡る外交関係変更で中央政府を強く批判している。中国は2020年9月にホニアラに大使館を開設した。

原題:China Support Linked to Violent Protests in Pacific’s SolomonsAustralian Troops to Curb Anti-China Riots in Pacific Nation (1)(抜粋)

(4段落目にモリソン豪首相の発言を追加して更新します)
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