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円オプション取引が急増、米国債利回りのリスクヘッジで

  • DTCC通じた円オプション取引高平均は約130億ドルに増加
  • 円オプションの買いでは特に1カ月物と6カ月物への関心が高い

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米金融当局が金融政策の引き締めを進める場合のペースを巡り、金融市場では見直しの動きが広がっており、米国債の主要保有国・地域の通貨として円とユーロの為替オプション取引が活況を呈している。

  決済機関の米国証券保管振替機関(DTCC)を通じた円オプション取引高は、過去1週間の1日当たり平均が約130億ドル(約1兆5000億円)に増加した。過去3カ月の平均は約90億ドルだった。 

  円オプションの買いは全ての期間について加速しているが、特に1カ月物と6カ月物への関心が高い。12月に開かれる日本銀行の金融政策決定会合と米連邦公開市場委員会(FOMC)会合を織り込んだ1カ月のボラティリティーは2020年11月以来の高水準に上昇した。米金融当局の最初の利上げ時期に重なる可能性のある6カ月のインプライドボラティリティーは年初来の高水準である7.38%に接近している。

  一方、円のスポット価格は対ドルで4年ぶりの水準に落ち込み、心理的に重要な1ドル=115円を抜けた。米国債利回り上昇が大きく影響した。テクニカルな観点で見ると、抵抗線が近くにないことでドル高がさらに進行する方向だ。

Yen one-month volatility jumps to highest level since November 2020
 
 

  ユーロのインプライドボラティリティーは6カ月ぶりの高水準付近にある。ユーロが1ユーロ=1.15ドルを割り込んで以降、DTCCでの取引高の1日当たり平均は約250億ユーロ(約3兆2300億円)となっている。

Implied volatility in dollar index climbs to highest level since April
 
 

 

原題:Yen Option Activity Jumps as Traders Hedge Treasury Yield Risks(抜粋)

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