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塩野義薬が新型コロナ対策でベトナム政府と合意、上場来高値更新

更新日時
  • ワクチン生産工場や研究開発施設の設立も視野-ベトナム政府
  • 株価は急反発、前日比3.9%高と上場来高値を更新

塩野義製薬は25日、新型コロナウイルスを含む感染症対策でベトナム政府と基本合意を締結したと発表した。同社株は急反発し、一時前日比3.9%高の8386円と上場来高値を更新している。

  同社は、開発中の新型コロナワクチン(S-268019)と経口治療薬(S-217622)のベトナムでの臨床試験を促進する。新型コロナワクチンの製造技術移管への協力などについても具体的な協議に移行する。ベトナム政府によると、同社はベトナムでワクチンの生産工場や研究開発施設の設立を検討している。

塩野義、ベトナムに新型コロナワクチン生産施設設置を計画

  手代木功社長は1日の決算会見で、11月中にもベトナムを中心としたアジアでプラセボ対照試験を実施すると述べていた。同氏は「将来的にはベトナムに対してワクチンの技術を供与させていただくこととなる」とも話した。

  同社の新型コロナワクチンは、10月20日から国内で第2相と第3相の臨床試験を開始し、11月中にも第3相とブースター接種用の臨床試験を行う予定になっていた。新型コロナ治療薬も第2、第3相の治験を実施中。国内の感染状況改善を受け、アジアを中心とした海外でも症例登録を進めている。

塩野義薬CEO、年内にもコロナ治療薬の生産・供給パートナーを決定

  三菱UFJモルガン・スタンレー証券のアナリスト、熊谷直美氏は24日付で、新型コロナの経口治療薬及び予防ワクチンの貢献を織り込んで、目標株価を8000円から9700円に引き上げた。投資判断は「オーバーウエート」を継続。株価のアップサイドやカバレッジセクター内における今後の株価パフォーマンスが相対的に上位になると指摘した。

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