コンテンツにスキップする
Photographer: Andrey Rudakov/Bloomberg
cojp

IEA事務局長、OPECプラスは原油市場の「人為的な」逼迫緩和を

  • 現在の燃料価格は大半の途上国にとって危険な領域にあると事務局長
  • 市場が大きな供給混乱に直面した時だけにIEAは介入すると説明

1日を始める前に押さえておきたい世界のニュースを毎朝お届け。ブルームバーグのニュースレターへの登録はこちら

国際エネルギー機関(IEA)はサウジアラビアやロシアなど主要なエネルギー生産国が世界の原油・天然ガス市場に「人為的な逼迫(ひっぱく)」をもたらしていると批判し、石油輸出国機構(OPEC)と非OPEC主要産油国で構成する「OPECプラス」に対し、供給拡大の加速を求めた。 

  ビロル事務局長は24日の記者会見で、「現在の重要な燃料価格は大半の途上国にとって危険な領域にかなり入っている」と発言。OPECプラスに対し、「こうした状況を考慮し、世界の原油市場に安心感を与え合理的な水準への価格押し下げを支援する上で必要な措置を講じる」よう求めた。 

OPECプラス、追加増産を見送り-バイデン氏の圧力に屈さず 

  OPECプラスが供給拡大加速を通じたエネルギー価格高騰抑制を拒否したことを受け、米国は23日、日本などと協調して5000万バレルの戦略石油備蓄(SPR)を放出すると発表した。世界経済が新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)から脱する中で、原油価格は今年50%余り上昇している。

米国、5000万バレルの戦略石油備蓄を放出へ-日本など他国と協調で

  緊急用の石油備蓄放出のまとめ役になることが多いIEAが今回の介入に関与しなかった理由について問われたビロル事務局長は、市場が大きな供給混乱に直面した時だけにIEAはこうした措置を講じると説明した。

  OPECプラスは来週、生産方針を話し合うため会合を開く。

IEA Urges OPEC+ to Relieve ‘Artificial’ Oil-Market Tightness (1)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE