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きょうの国内市況(11月24日):株式、債券、為替市場

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●日本株は大幅安、米金利が上昇し成長銘柄に売り広がる-自動車は高い

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  東京株式相場は下落。日経平均株価の下げ幅は一時500円を超えた。米連邦準備制度理事会(FRB)で金融政策の正常化を推し進めるパウエル議長が続投する見通しとなり、米国金利が上昇。将来利益の現在価値が目減りする株価収益率(PER)や株価純資産倍率(PBR)の高い成長銘柄から資金が流出。個別銘柄ではキーエンスやリクルートホールディングスの下げが目立った。一方、円安が支えとなり、自動車株は高い。

  • TOPIXの終値は前営業日比23.70ポイント(1.2%)安の2019.12
  • 日経平均株価は471円45銭(1.6%)安の2万9302円66銭

楽天投信投資顧問第二運用部の平川康彦部長

  • 米利上げのタイミングが早くなるとの観測が浮上し、株式市場に悪影響を懸念した売りが広がった
  • 景気が上向いている中でFRBの人事が固まり、マーケットが想定していたより早く正常化に入るとの見方が強まった。FRB人事はただのきっかけになった印象だ
  • 米長期金利が落ち着いていた中で成長株が堅調だった祝日前とは真逆の動きが始まった。成長株が下落した一方で割安株は上昇する構図はバリュエーション調整のため1-2週間続くかもしれない

東証33業種

上昇率上位鉱業、石油・石炭製品、銀行、電気・ガス、非鉄金属、輸送用機器
下落率上位サービス、精密機器、情報・通信、金属製品、電機、機械

●債券下落、パウエル議長再任受けた米金利上昇で-国債発行計画見極め

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   債券相場は下落。米連邦準備制度理事会(FRB)次期議長へのパウエル議長再任を受けて米国金利が上昇したことで、売り圧力が掛かった。もっとも、米長期金利が時間外取引で低下した上、日本銀行の国債買い入れオペも無難に通過し、先物は下げ幅を縮小した。市場では、政府の経済対策に伴う国債発行計画を見極める姿勢が根強い。

  • 新発10年債利回りは前営業日比1ベーシスポイント(bp)高い0.08%
  • 新発20年債利回りは1.5bp高い0.475%
  • 新発30年債利回りは0.685%、新発40年債利回り一時0.74%と、それぞれ0.5bp上昇
  • 長期国債先物12月物の終値は11銭安の151円58銭。米金利上昇の流れを引き継いで売りが先行し、151円50銭まで下落。その後は下げ幅を縮小し、取引終了にかけて151円59銭まで戻した

岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジスト

  • パウエル議長再任で早期利上げの見方も出ているようだが、米金利上昇や円安進行の背景は良く分からない
  • 米長期金利上昇に対する警戒はあるが、まだレンジ内の動きで、日本国債市場の関心は国債発行計画の方がウエートが大きいのではないか
  • 40年債の増発観測もあるが、超長期債を増発しないといけないほど経済対策で資金を使うのか不透明で、短期国債の増発にとどまる可能性もある
  • あすの40年債入札は、円安進行で外債投資に向かいづらい中、生命保険の超長期の買いもしっかりしてきており問題なさそう

日銀オペ

  • 応札倍率は、残存1年以下は3.00倍、3年超5年以下は1.67倍と、それぞれ前回から低下。1年超3年以下は3.02倍と横ばい、5年超10年以下は1.87倍に小幅上昇

●ドル・円が一時4年超ぶり高値、米引き締め加速観測で-NZドル下落

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  東京外国為替市場ではドル・円相場が一時約4年8カ月ぶり高値を更新した。パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の再指名を受けて、米金融引き締め加速の可能性が意識される中、ドル買いが先行。その後は時間外取引での米金利低下や日本株の下落を背景に水準を切り下げた。ニュージーランド(NZ)ドルは大幅下落。ニュージーランド準備銀行(中央銀行)は2会合連続で政策金利を引き上げたが、利上げ幅は大方の予想通り0.25ポイントだった。

 
  • ドル・円は一時1ドル=115円24銭と2017年3月10日以来の水準まで上昇。その後114円91銭まで軟化し、午後3時4分現在は前日比0.2%安の114円94銭
  • ブルームバーグ・ドルスポット指数は0.1%高で、一時1187.23と20年9月以来の高水準
  • NZドル・ドルは0.6%安の1NZドル=0.6910ドル。一時0.6896ドルと10月以来の安値を更新

三井住友信託銀行ニューヨークマーケットビジネスユニットの丸山智裕調査役 

  • 大型財政支出も控える中で、金融政策はインフレを抑える方向に行かざるを得ない。パウエル氏再指名により、波乱がなければ強い経済指標とともに引き締めに向かっていくというストーリが描きやすい
  • FRB高官発言はいずれもタカ派で、米金利上昇が続いており、テーパリング(債券購入の段階的縮小)加速が織り込まれている
  • ドル・円は115円を超えたことで、原油高で円安というところも改めて意識しつつ、少し上値トライの余地が出ている
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