コンテンツにスキップする
Photographer: Qilai Shen/Bloomberg
cojp

中国の劉鶴副首相、安定した住宅市場呼び掛け-歴史決議巡り論文掲載

  • 住宅市場規制を堅持-「共同富裕」は経済政策でより重要な位置に
  • 党幹部は歴史決議の解釈発表-指導部交代で誰が昇格するか示唆も

中国不動産市場の減速が国内景気に逆風となる中で、劉鶴副首相は住宅価格の安定化と投機抑制の堅持を呼び掛けた。

  劉副首相は共産党機関紙・人民日報で、「住宅は住むためのもので投機の対象ではない」とのスローガンに基づき、住宅市場規制を堅持する方針を示した。経済発展と先日採択された歴史決議に関する広範な論文で、中国当局は「家計部門の住宅問題解決や不動産企業の健全な発展促進」に向けて「土地ならびに住宅価格、期待を安定化させることに軸足を置く」べきだと指摘した。

  劉氏は中国が内需の底上げを目指す中で、インフラ建設は適度に前倒しすべきだとの見解も示した。

中国共産党、歴史決議全文を公表-習総書記続投が濃厚に

China's huge real estate sector has slowed sharply
 
 

  劉氏論文の他のポイントは以下の通り

  • 中国は新たな発展段階に入った。生産の質を高めることが規模の拡大よりも重要
  • 中国は「中所得国のわな」にはまらないように世界のサプライチェーンで主要な役割を保つ必要
  • 外資系企業は質の高い発展の実現で非常に重要であり、より競争力のある製品や技術、サービスの導入を後押しすべきだ
  • 「共同富裕」の目標は経済政策でより重要な位置を占める。中所得人口の拡大に軸足を置くことを意味するが、「平等主義」は避けるべきだ
  • 炭素排出のピークアウトならびに削減目標を実現するための生産や生活様式の移行は「秩序ある」形とする必要

中国共産党、新たな「歴史的出発点」と称賛-習氏の歴史決議巡り

  中国は、第19期中央委員会第6回総会(6中総会)で採択された歴史決議を学ぶ大規模な取り組みを展開している。今回の歴史決議によって習近平総書記(国家主席)の権威はさらに高まっており、趙楽際、丁薛祥両氏ら党幹部は機関紙で自らの解釈を発表。これは来年の指導部交代で誰が昇格するのか示唆する兆候になり得ると一部のアナリストは指摘する。

原題:China’s Economy Czar Liu He Calls For Stable Housing Market (2)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE