コンテンツにスキップする

ヘッジファンド、ソフトウエア銘柄など高ベータ株を急ピッチで売却

  • ヘッジファンドは22日に売り加速、2カ月余りで最速のペースで売却
  • ズームやアサナなど企業価値が売上高の8倍超のソフト銘柄売られる

過熱していたソフトウエア・インターネット株の急落を受け、今年の運用成績の救世主としてこれらの銘柄に期待していたプロの投機家の間で急速な売りが起きている。

  ゴールドマン・サックス・グループのプライムブローカー部門によれば、ヘッジファンドは相場下落のペースが強まった22日に売りを加速し、ここ2カ月余りで最速のペースで売却を行った。特にズーム・ビデオ・コミュニケーションズアサナなど、企業価値が売上高の8倍を超えるソフトウエア開発会社が、同セクターで売られた株の9割を占めた。

  プロの投資家がどのようにしてこうした極めて多くの超投機的な銘柄を保有するに至ったのかは、ウォール街で多くの議論を招く問題となっている。バークレイズのグローバル株式の共同責任者トッド・サンドス氏は、一部の資産運用者は2021年の成績がベンチマークと比較して振るわないため、市場を上回る年末リターンを求めてこうした銘柄に投資した可能性があるとの見方を示した。

  サンドス氏は電話取材に対し、「市場全体の指数に追い付きたいとの願望があった。こうした銘柄はベータ値が高めの資産であり、それが少しでも市場に追い付くための方法だとの見方が間違いなくあった」と述べた。

Expensive software, IPOs and meme stocks are in retreat
 
 

  同セクターの明るい長期見通しは変わっていないものの、高いマルチプル(投資尺度)は、金利上昇でバリュエーションに圧力がかかった場合にセンチメントが急速に反転する可能性があることを意味する。ズームは8-10月(第3四半期)決算で発表した大口顧客数が予想を下回ったことを受け、23日に株価が15%下落。アサナ株は来週に決算発表を控え、一時8%値下がりした。

原題:

Hedge Funds Bailing on High-Beta Stock Picks at a Breakneck Clip(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE