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米国は石油備蓄の追加放出を実施も、価格上昇なら-RBC

  • ホワイトハウスは原油価格の80ドル未満への抑制を目指す-RBC
  • 主要な主要石油消費国は協調して戦略備蓄の放出を発表

米国は原油価格がさらに上昇した場合には、戦略石油備蓄(SPR)をさらに放出する能力があると考えているとRBCキャピタル・マーケッツのアナリストらは指摘した。

  米国は23日に他の主要石油消費国と協調して備蓄放出を発表したが、原油価格はその後上昇した。ヘリマ・クロフト氏ら同行アナリストはリポートで、バイデン政権は価格を1バレル=80ドル未満に抑えたい意向で「同様の規模で追加放出する能力があると考えている」と分析した。

  ホワイトハウスが発表した5000万バレルの備蓄放出は3200万バレルを将来備蓄に戻す仕組みで、追加放出が発表される場合も同じ手法となる。そうした動きは短期的には価格を抑制し得るものの、放出分を置き換える必要があり、将来的に消費を押し上げる可能性もある。

  米国は価格抑制に向けて石油備蓄の放出を発表。こうした前例のない動きは市場で幅広く予想されていたことから、北海ブレント原油は発表後に一時2.8%上昇し81.93ドルを付けた。

RBCの他の見解は以下の通り:

  • 米国はホリデーシーズン前にガソリンとディーゼルの価格引き下げに熱心に取り組んでいるが、SPRの放出をインフレ圧力対策の一部とも認識
  • 石油輸出国機構(OPEC)と非OPEC主要産油国で構成する「OPECプラス」の来週の会合は、23日の発表の有効性を判断する上で極めて重要になる
  • OPECプラスは生産引き上げを進める従来計画を堅持する公算が大きいが、サウジは計画縮小を推進する可能性もある

 

原題:

U.S. May Conduct Another SPR Release If Prices Rise, RBC Says(抜粋)

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