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パウエル議長再任、暗号資産と住宅にプラス-インフレヘッジに注目も

  • 暗号資産の投資家にある種の確証バイアスを提供する可能性がある
  • 比較的低い金利がより長期化する見通しは住宅価格にとって強気材料

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大規模な金融緩和を断行し、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)の混乱から米株式市場を救ったパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が再任され、上院の承認を条件にさらに4年の任期を務める見通しだ。

  バイデン大統領による再任の発表にウォール街は安堵(あんど)したが、専門家によれば、市場と投資はプラスの影響を受ける分野もあれば、マイナスとなる分野もあり、幾つか例が挙げられる。

  暗号資産(仮想通貨)では柴犬がモチーフの「ドージコイン」とそれを模倣した「シバイヌ」は時価総額がいずれも240億ドル(約2兆7600億円)を上回り、ビットコインの価格は年初から約2倍に高騰した。電気自動車(EV)スタートアップの米リビアン・オートモーティブの新規株式公開(IPO)は約119億ドルと、今年最大規模となった。

  パウエルFRB議長による利上げの決定が遅れれば、これらリスクを伴う投資への投資家の熱狂が続く可能性が高い。実際の関連性は全く分からないが、暗号資産がインフレのヘッジ手段になり得るとの議論があり、デジタル通貨は供給が限られるため、ドルや他の伝統的通貨と異なり、価値の低下はあり得ないと支持者は主張する。

  FBBキャピタル・パートナーズの調査ディレクター、マイク・ベイリー氏は「筋金入りの強気投資家は、暗号資産を緩い(ハト派的な)米連邦準備制度へのヘッジ手段と考えることが多く、パウエル氏の再任は彼らにとって、ある種の確証バイアスを提供する可能性がある」と指摘した。

  ベイリー氏はまた、「比較的低い金利がより長期化するという見通しは、住宅ローン金利が過去の水準を優に下回る状態が続くと予想されるため、住宅価格にとっても強気材料になるだろう」と分析した。

Crypto Craze

Bitcoin's price has almost doubled since the beginning of the year

Source: Bloomberg

Marching Higher

The S&P 500 has rallied almost 70% since Powell became Fed chair

Source: Bloomberg

原題:How Powell’s Nomination Will Affect Crypto, Housing and Markets(抜粋)

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