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Photographer: Cole Burston/Bloomberg
cojp

最大の敵が再び出現、高バリュエーション株は利回り上昇に警戒を

更新日時
  • 債券利回り上昇を受け、急成長しているが利益実績がない銘柄に売り
  • 長期の期待だけで評価されている急成長企業は避けよ-ゴールドマン

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債券利回りが再び上昇基調にあり、望ましくないサプライズに対して警戒する必要があるとテクノロジー株投資家に注意喚起する役目を果たしている。

  金利上昇は将来的な利益の現在価値を低下させる傾向があるため、バリュエーションが最高水準にあるテクノロジー株が最大の打撃を受けやすい。ハイテク銘柄中心のナスダック100指数が22日、最高値水準から1.2%下げたことがそれを示している。

  同指数で22日に下げが目立った銘柄の中には、クラウドストライク・ホールディングスアトラシアンドキュサインといった急成長しているが利益実績がまだない3社が含まれる。3社はいずれも成長の可能性に支えられバリュエーションが上昇、予想年間売上高の23-38倍で取引されている。同日には赤字が続くペロトン・インタラクティブも大幅安。同社は成長減速懸念で、年初から大きく下げている。

  こうした値動きは、金利上昇が続いた場合にバリュエーションが高い一部のハイテク株に何が起こるのかを予見するものかもしれないと、ブルームバーグ・インテリジェンス(BI)は指摘する。急成長しているソフトウエア銘柄はこのようなシナリオでは、バリュエーションが来年に20%超縮小する可能性もあると、アヌラグ・ラナ氏らBIのアナリストは19日の調査リポートに記した。

  ゴールドマン・サックス・グループも同様の見方を示しており、「もっぱら長期の成長期待で評価されている急成長企業は避けるべきだ。こうした銘柄は金利上昇や期待外れな売上高のリスクに対してより脆弱(ぜいじゃく)だ」と分析。

  同社のストラテジスト、デービッド・コスティン氏は堅調な利益率を期待できる銘柄を選好するとして、マスターカードやメタ・プラットフォームズ、オートデスクズーム・ビデオ・コミュニケーションズを挙げた。

The Philadelphia Semiconductor Index strongly outperformed S&P 500
フィラデルフィア半導体株指数・S&P500種株価指数
出所:ブルームバーグ

原題:High Flyers Look Out, Your Biggest Enemy Is Back: Tech Watch(抜粋)

(最終段落を追加し、更新します)
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