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パウエル氏続投、メルトアップ市場では望み通り-市場関係者の見方

Jerome Powell

Jerome Powell

Photographer: Alex Wong/Getty Images North America

バイデン米大統領が連邦準備制度理事会(FRB)の次期議長にパウエル現議長を再指名したことについて、トレーダーやストラテジスト、資産運用担当者はほぼ口をそろえて前向きに評価した。新型コロナウイルス流行も物ともしないメルトアップ(急伸)で年20%近いリターンを生んできた株式相場にとっては、継続性が全てだ。

President Biden Announces Board Of Governors Of Federal Reserve Nominees
パウエルFRB議長(11月22日)
Samuel Corum/Bloomberg

  FBBキャピタル・パートナーズの調査ディレクター、マイク・ベイリー氏は、「パウエル氏に対するバイデン氏の信任表明で投資家は安堵(あんど)のため息をつくことになる」と指摘。「株価が最高値圏で推移する中、なるべく変化がないことを投資家は望んでいる。パウエル氏が2期目に臨むことは、まさにそれだ」と述べた。

  2018年のパウエル氏の議長就任以来、S&P500種株価指数は70%の上昇を遂げている。これはアラン・グリーンスパン議長時代以来の高パフォーマンスだ。

  パウエル氏続投に関する市場関係者の反応は以下の通り。

◎CIBCプライベート・ウェルス・マネジメントのデービッド・ドナベディアン最高投資責任者(CIO):

-金融当局リーダーシップの継続性を示しており、確実性を意味する動きだ

-バイデン大統領は数多くの政治的課題を抱えており、金融市場の高ボラティリティーがそれに加わるのは避けたいため、これが安全な選択肢だ。そのことが優先的に考慮されたと考える

◎チャールズ・シュワブのキャシー・ジョーンズ氏:

-「波風を立てるな」との動きだと認識する。議長が通常は再任されるというFRBの歴史的な慣例に沿っている

◎ウェルズ・ファーゴ・インベストメント・インスティチュートのサミーア・サマナ氏(シニア・グローバルマーケット・ストラテジスト):

-インフレが一過性でない様子を見せ、新型コロナウイルスもなおまん延しているという、米経済・市場にとって重要な局面にあるため、(パウエル氏続投という)継続性にこだわるのは非常に理にかなう

原題:In Melt-Up Market, Stock Bulls Learned to Love Jerome Powell (1)(抜粋)

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