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【米国市況】S&P500が終盤に下げに転じる、ハイテクの売りかさむ

A trader in front of the New York Stock Exchange, on Thursday, Nov. 18, 2021. 

A trader in front of the New York Stock Exchange, on Thursday, Nov. 18, 2021. 

Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

22日の米株式市場では、S&P500種株価指数が続落。引け前1時間にテクノロジー株が大きく売られたことが響いた。米国債は下落。バイデン大統領は連邦準備制度理事会(FRB)の次期議長にパウエル現議長を再指名した。

パウエル氏を次期FRB議長に再指名、ブレイナード氏は副議長に

  • 米国株はS&Pが続落、引け際に失速-ダウ上げ縮小
  • 米国債は下落、入札低調も重し-10年債利回り1.63%に上昇
  • ドル上昇、米国債利回り上昇で-対円は114円台後半
  • NY原油反発、OPECプラスが供給調整に動くとの観測
  • NY金先物、続落-パウエル議長再任発表後に下げ幅拡大

  S&P500種は終盤に失速。日中は上昇していたが、ヘッジファンドが選好するテクノロジー株の売りに押され、マイナス圏に転落した。ハイテク中心のナスダック100指数は1.2%安。ペロトン・インタラクティブやドキュサインが大きく下げた。ファーフェッチやスノーフレイクを中心に、利益実績がまだないソフトウエア・インターネット企業のバスケットも5%超の値下がり。

  ハーベスト・ボラティリティー・マネジメントのトレーディング・調査担当責任者、マイク・ジグモント氏は「終盤に崩れた理由は分からないが、株式相場はこれまで大きく上昇していたため、どこかの時点で下げることは避けられない。これはその始まりかもしれない」と述べた。

  米スワップ市場は来年6月の連邦公開市場委員会(FOMC)での0.25ポイント利上げを完全に織り込んでおり、2回目の利上げは来年11月とみている。

  S&P500種は前週末比0.3%安の4682.94。ダウ工業株30種平均は17.27ドル(0.1%)高の35619.25ドル。ナスダック総合指数は1.3%下落。ニューヨーク時間午後4時35分現在、10年債利回りは8ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の1.63%。

  CIBCプライベート・ウェルス・マネジメントのデービッド・ドナベディアン最高投資責任者(CIO)はパウエル氏再指名について、「肝心なのは、これで変わるものは何らないということだ。パウエル氏が取り組むべき問題はこれまでと同じで、インフレ率の上昇が一過性のものになるとする彼らの見解は正しいのか、そうでない場合、彼らはそれに対してどうするのかというものだ」と指摘。「パウエル氏再任という選択は、要するに継続性を意味する」と述べた。

What's Priced In Now

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  外国為替市場では、ドル指数が昨年9月以来の高水準となった。パウエル氏再任を受けて米国債利回りが上昇したことが背景。米5年債入札での需要が予想より低調となったことも、ドル以外の逃避先通貨が売られる要因となった。

  ウェルズ・ファーゴ・セキュリティーズのマイク・シューマッハー氏らは「発表を受けて、米ドルは広範に上昇しているが、円は下げが目立つ。こうした相場動向の方向性は直感的で、当社の予想通りだが、市場は1日か2日で落ち着くだろう」とリポートで指摘した。

  ニューヨーク時間午後4時36分現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.5%上昇。ドルは対円では0.8%高の1ドル=114円89銭。ユーロは対ドルで0.5%安の1ユーロ=1.1236ドル。

  ニューヨーク原油先物相場は反発。米国やその他消費国が戦略石油備蓄(SPR)放出で協調した場合、石油輸出国機構(OPEC)と非OPEC主要産油国で構成する「OPECプラス」は先に計画したほど供給を増やさないのではとの観測が広がった。

OPECプラスが警告、消費国の備蓄放出には対応する公算大

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物1月限は、前週末比81セント(1.1%)高の1バレル=76.75ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント1月限は81セント高の79.70ドル。

  NY金先物は大幅続落。パウエル議長再指名発表後に、ドルと米国債利回りの上昇を受けて下げ幅を拡大した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月限は前週末比2.4%安の1オンス=1809.10ドルで終了した。

  インフラストラクチャー・キャピタル・アドバイザーズのジェイ・ハットフィールド最高経営責任者(CEO)は、「金はドルと負の相関、長期債相場とは正の相関があり、それが金下落の主な動因だ」と指摘した。

原題:U.S. Stocks Sink Into Close on Rout in Tech Shares: Markets Wrap(抜粋)

Treasuries Slide After Fed’s Powell Is Renominated, Auctions Sag(抜粋)

USD Jumps Near 14-Month High After Biden Fed Picks: Inside G-10(抜粋)

Oil Rises as OPEC+ May Adjust Supply in Wake of Reserves Release(抜粋)

Gold Extends Drops After Biden Nominates Powell for Second Term(抜粋)

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