コンテンツにスキップする
Photographer: Qilai Shen/Bloomberg
cojp

中国人民銀が緩和シグナル-四半期金融政策報告の表現に変化

  • 緩和措置は中小企業とグリーンファイナンスに向けられる公算大
  • 金融緩和と財政刺激策を近く大幅に強化-野村が予想

1日を始める前に押さえておきたい世界のニュースを毎朝お届け。ブルームバーグのニュースレターへの登録はこちら

中国人民銀行(中央銀行)は、成長が鈍化しつつある国内経済の回復を支えるため政策措置を緩和する可能性を示唆している。

  人民銀は19日発表した最新の四半期金融政策報告で、「通常の金融政策」を堅持するといった以前の報告書で引用された幾つかの重要な表現を削除した。 シティグループや野村ホールディングス、ゴールドマン・サックス・グループのエコノミストらは、より支援的な金融政策へのスタンスの転換を示しているとみている。

  マッコーリー・グループの胡偉俊氏はまた、「マネーサプライ(通貨供給量)のバルブを管理する」というフレーズも報告書から外され、金融緩和の強化を示唆していると指摘。野村の陸挺氏は22日のリポートで、「経済を刺激策であふれさせない」という文言もなくなり、これはより果断な金融・与信緩和に向けたお膳立てだとの見方を示した。

 

Required reserve ratios have been unchanged since July 2021
 
 

  エコノミストらによると、緩和措置は中小企業と環境に優しいファイナンスに向けられる公算が大きい。先週発表されたクリーンな石炭事業に向けた2000億元(約3兆5800億円)規模のファイナンスなど最近打ち出された措置と近いものになりそうだ。

  ゴールドマンのホイ・シャン氏らは政策金利について、据え置きが続く公算が大きいと想定。一方で、野村の陸氏は預金準備率引き下げの可能性が今後数カ月に高まるとみており、「中国当局が金融緩和と財政刺激策を近く大幅に強化し、増大する下向きの圧力に対抗すると見込んでいる」と説明した。

関連記事:

原題:China’s Central Bank Signals Easing as Economic Growth Slows (1) (抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE