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NZドルが回復基調へ、24日の中銀政策決定前に利上げ観測広がる

  • ヘッジファンドはNZドルの一段高を見込むポジション構築
  • 0.5ポイント利上げならNZドル上昇に拍車も

ニュージーランド(NZ)ドルは今月に入ってからの急落から回復しそうだ。テクニカル分析の下値支持線や米国に対する利回りの優位性に加え、中央銀行の重要な政策決定を前にヘッジファンドがNZドル高を見込んだポジションを取っていることが背景にある。

  NZ準備銀行が24日に0.5ポイントの利上げに踏み切れば、NZドルの上昇に拍車をかける可能性がある。一方、0.25ポイントの利上げなら市場の失望を誘う恐れがあり、反発の勢いは弱まりそうだ。スワップ・トレーダーは0.25ポイント利上げを確定事項とみており、0.5ポイントの利上げがあるかどうか見方は割れている。

  ヘッジファンドによるNZドルのロングポジション(買い持ち)はここ数カ月にわたり増加し、3月以来の高水準にある。テクニカルチャートでは、NZドルが上昇トレンドのレンジ中央に徐々に戻りつつあることが示されている。さらに、インフレ期待が2年物で18日に10年ぶりの高水準に上昇したことから、NZドルは数時間で1週間分の下げを取り戻した。

  豪コモンウェルス銀行のジョゼフ・カパーソ氏ら同行ストラテジストは11月19日付のリポートで、「NZ中銀の利上げ見通しを踏まえると、NZドルにさらなる下落余地はもはや見込めない」とし、「NZ中銀がインフレ抑制のため予想より大幅(もしくは急速に)引き締めが必要になれば、NZドルは一段と上昇し得る」と指摘した。

Kiwi is beginning to rise again, bolstered by technical support
 
 

  米ドルが堅調でもNZドルは年末に向けて支えられるとコモンウェルス銀は予想し、2022年末までに1NZドル=0.75米ドルに上昇するとみている。ブルームバーグが集計した市場予想では、今四半期に0.71米ドルに、来年末までに0.73米ドルへの上昇がそれぞれ見込まれている。19日は0.7004米ドルで終了した。

  NZ国債と米国債の金利差拡大はNZドルを支えているが、米金融当局が予想より早く利上げに着手すれば下落する可能性を示唆することになる。HSBCホールディングスのFX調査グローバル責任者、 ポール・マッケル氏は「米金融当局とドル高の持続可能性を巡りリスクが多くある」と指摘した。

New Zealand's yield advantage over the U.S. has widened
 
 

 

 

原題:

Kiwi Set to Rebound as Traders Wager on Hikes From Hawkish RBNZ(抜粋)

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