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Photographer: Chris J. Ratcliffe/Bloomberg
Cojp

英中銀総裁ら、12月利上げ確実性に疑問-「微妙なバランス」に言及

  • 英経済のリスクに現時点で成長減速とインフレ高進という「二面性」
  • 賃金交渉と労働市場への二次的影響が物価に波及し始めれば行動する

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イングランド銀行(英中央銀行)のベイリー総裁とチーフエコノミストのヒュー・ピル氏は、12月の金融政策委員会(MPC)の決定が微妙なバランスとなる見通しを示し、利上げの確実性に疑問を呈した。

  ベイリー総裁は21日の英日曜紙サンデー・タイムズとのインタビューで、英経済のリスクには現時点で成長減速とインフレ高進という「二面性」があると指摘し、ピル氏の19日の発言に同調した。

  ベイリー氏はその一方で、特に賃金交渉と労働市場への二次的影響が物価上昇に波及し始める場合には、中銀は行動する必要があると強調した。

  英国の10月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比4.2%上昇と10年ぶりの高い伸びとなり、労働市場逼迫(ひっぱく)を示唆する公式統計も先週発表されたが、ベイリー総裁もピル氏もそれが懸念すべき理由との認識は示さなかった。

  ベイリー総裁は先月のオンライン・パネル討論会で、インフレ圧力抑制に向け中銀は「行動しなければならないだろう」と述べ、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)以降で最初の利上げを投資家は急ぎ織り込んだ。今回と10月の発言内容は整合的だと総裁は主張するが、トーンはより慎重になっている。

February Follies

Traders are betting BOE rate will fall short of 0.5% in three months

Source: Bloomberg

Lagging Behind

The U.K. is further below pre-crisis levels than most major economies

Source: Office for National Statistics

原題:Bank of England Officials Add to Questions on December Rate Rise(抜粋)

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