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UBSとドイツ銀、新時代を導く次期会長を選定

  • UBSはモルガンS元社長のケレハー氏を次期会長に来年起用
  • ドイツ銀は蘭保険業界ベテラン、ワイナンツ氏に次期会長就任を提案
Colm Kelleher

Colm Kelleher

Photographer: Pete Marovich/Bloomberg

欧州の2つの大手銀行が、10年にわたる事業再構築を進めた会長の後継者として、新時代を導くリーダーを選定した。

  スイスのUBSグループは20日、アクセル・ウェーバー会長の後任としてモルガン・スタンレー元社長のコルム・ケレハー氏を来年起用することを明らかにした。前日にはドイツ銀行がパウル・アハライトナー会長の後任への就任をオランダ保険業界のベテラン、アレックス・ワイナンツ氏に提案した。

  大変動の時期に銀行経営を主導したアハライトナー、ウェーバー両氏は退任する予定。両氏が人事に関わったドイツ銀のクリスティアン・ゼービング最高経営責任者(CEO)とUBSのラルフ・ハマーズCEOは来年の早い時期に最新の経営戦略を示す見通しで、市場の活況と金利上昇の可能性といっためったにない追い風を受けて成長軌道を設定する見込みだ。

  ドイツ銀は蘭エイゴンでCEOを務めたワイナンツ氏の技術的知識や規制当局との対応の実績を重視した。同行はデジタルプラットフォームの刷新に加え、多額の制裁金を科された後の当局との関係改善を目指している。

  UBSは昨年、オランダの銀行INGグループからハマーズ氏を採用し、デジタルプラットフォームへの移行を推進しており、次期会長には巨大なウェルスマネジメント部門と株式トレーディングを重視した投資銀行という同行と同様のモデルで成功したウォール街の金融機関のベテランを起用する。

  両行はここ10年で事業を再構築してきたが、次の段階への出発点はかなり異なる。UBSは高い収益性を回復しており、株価純資産倍率(PBR)を1倍に維持する欧州主要銀行では数少ない銀行の1つ。一方、ドイツ銀は最近になって6年ぶりに黒字を計上したものの、PBRは約0.4倍にとどまる。

A Wide Gap

UBS trades at a much higher valuation than its German rival

Source: Bloomberg

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原題:UBS, Deutsche Bank Set Course for Next Era With New Chairmen (1)(抜粋)

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