コンテンツにスキップする

「部屋の中の象」だったコロナ感染拡大、投資展望での言及見当たらず

新型コロナウイルスの新たな感染再拡大は、トレーダーやストラテジストのレーダーから外れていた可能性がある。

  欧州では新たな制限措置の導入が広がり、中には全国でロックダウン(都市封鎖)に踏み切るところもあるが、2022年の投資リスクや機会を解説した調査リポートでは、新型コロナが完全に無視されている様子だ。ゴールドマン・サックス・グループとモルガン・スタンレーによる欧州の年間見通しに、「ロックダウン」の言葉は一度も登場しない。

  バンク・オブ・アメリカによる最新調査では、ファンドマネジャーがテールリスクとみなす要素として新型コロナは上から5番目にとどまり、その市場への影響を懸念するとの回答は全体のわずか5%だった。上位を占めたのはインフレと中央銀行による利上げ、中国経済の成長減速、資産バブルだった。

Alarm Bells

Germany's Covid death rate has been surging in recent weeks

Source: Johns Hopkins

Figures are per 100,000 people

  UBSグローバル・ウェルス・マネジメントは72ページに及ぶ2022年展望リポートで、現時点のコロナ感染拡大は「新たなロックダウンが必要になるほどに悪化しない」との基本シナリオを示した。同リポート発表の翌日にはオーストリア全国でのロックダウンが発表され、ドイツ政府も同様の措置に踏み切る可能性を排除しない構えを示した。

原題: Virus May Prove Elephant in The Room That Strategists Missed(抜粋)

Austria Imposes Lockdown, Germany May Follow as Covid Rages (4)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE