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「無制限の有給休暇」、燃え尽き症候群防止で英証券会社が導入へ

  • フィンキャップ・グループのCEOが電話インタビューで述べた
  • 休暇の「上限はないが、最低限の休暇を取る必要はある」

ロンドンの金融街シティーにある証券会社フィンキャップ・グループは、社員が好きなだけ休暇を取得できるようにする。新型コロナウイルス禍への対応に加え、資本市場業務が前例のないほど忙しくなっていることから、同社で働く155人の負担を軽減し、燃え尽き症候群を防ぐのが狙いだ。

  サム・スミス最高経営責任者(CEO)は18日の電話インタビューで、同社は2022年から従業員に無制限の有給休暇を提供するため社内規定を変更することを明らかにした。投資銀行業務の担当者や営業職らは少なくとも年に4週間の休暇と四半期に2、3日の休暇を取ることが求められるとも説明。取得できる休暇の「上限はないが、最低限の休暇を取る必要はある。あとは社員次第だ」と述べた。

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  こうした休暇を取りやすくする取り組みはテクノロジー企業では一段と広がっているが、長時間働くことが当たり前になっている金融業界は対応が遅れ気味だ。「2週間の慌ただしい休暇で燃え尽き症候群は解決できない。働き方を適切に変えることによって解決される」と同CEOは語った。

  フィンキャップは機関投資家や富裕層に助言・金融サービスを提供している。18日発表の中間決算(4-9月)は過去最高で、株式資本市場部門に強い需要があり、企業の合併・買収(M&A)チームにとって「極めて活発な期間」だったという。

原題:City of London Firm Offers ‘Unlimited Holiday’ to Battle Burnout(抜粋)

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