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原油市場、備蓄放出を完全に織り込み-1億バレル期待とゴールドマン

  • 備蓄放出は構造的不足に対する短期的応急処置にすぎないと分析
  • 「2022年の価格見通しに確実な上昇傾向が生じる」と説明

バイデン米政権から各国への石油備蓄の放出要請は、最近数週間の原油価格の下落を受け、市場に既に完全に織り込まれたとゴールドマン・サックス・グループが分析した。

  米政府は戦略石油備蓄(SPR)から少なくとも2000万-3000万バレルの原油を売却する可能性が高く、報道によれば、それ以外の諸国から合計で3000万バレルが放出される見通しだが、10月後半以降の価格下落は、1億バレルを上回る市場の期待を既に反映しているとゴールドマンが18日付のリポートで指摘した。

  エネルギー商品調査責任者ダミアン・クルバラン氏らはリポートで、「そのような備蓄放出は構造的不足に短期的な応急処置を提供するにすぎない。備蓄放出が確認され、年末にかけ薄商いの下で原油価格を何とか抑制できたとしても、 われわれの2022年の価格見通しに確実な上昇傾向が生じる」と説明した。

  北海原油代表油種のブレント先物相場は10月後半のピークから5%前後下落し、現時点で1バレル=82ドル近くで取引される。ゴールドマンは10-12月(第4四半期)の価格を85ドルと予測している。

 

原題:Goldman Says Oil Market Has Already Priced In Joint SPR Release

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