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中国経済は一段と低成長に、共産党が容認-ベージュブックのミラー氏

  • 政府は中国恒大の問題を不動産業界内で封じ込めることが可能と予想
  • チャイナ・ベージュブックCEOがブルームバーグテレビに語った

中国経済は想定より減速しつつあり、成長が今後一段と弱まるとの見通しをチャイナ・ベージュブック(CBB)のリーランド・ミラー最高経営責任者(CEO)が19日示した。政府が大規模な刺激策を打ち出す公算は小さいとしている。

  ミラー氏はシンガポールでのブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、中国経済にとって7-9月(第3四半期)は「特に厳しかった」と指摘。「今後はもっと低成長になるだろう。中国共産党がそれでいいと考えているからだ」と述べた。

  CBBは米連邦準備制度理事会(FRB)の地区連銀経済報告(ベージュブック)を模した中国経済に関するリポートを公表している。

 

リーランド・ミラー氏が語る
 

 

  ミラー氏によれば、中国の指導者は現在の経済モデルを「限界まで押し通し続けた結果に対処するのではなく、中国経済を減速させ、より緩やかでより健全な成長に向け取り組むことを決定した」ため、「大きな刺激策や広範な政策緩和はなかった」という。

  政府は中国恒大集団の問題を不動産セクター内で封じ込めることができるだろうと同氏は予想。政府が銀行などの取引相手をコントロールしており、野放図な連鎖はないだろうとみている。ただ、成長のけん引役として不動産セクターに取って代わるものがないことが中国経済にとっての問題だとの見方も示した。

  ミラー氏はシンガポールで開催されているブルームバーグ・ニューエコノミー・フォーラムに参加。ニューエコノミー・フォーラムはブルームバーグ・ニュースの親会社であるブルームバーグ・エル・ピー傘下のブルームバーグ・メディア・グループが主催している。

原題:China Is in for Much Slower Growth, Beige Book’s Miller Says(抜粋)

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