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中国との往来再開目指す香港に圧力、住民のトラッキング巡り

  • 隔離なしの往来再開交渉でコロナ管理面の姿勢の違いが難航の要因に
  • 接触確認アプリにトラッキング機能追加する計画ないと林鄭長官

中国本土ではスマートフォン上で新型コロナウイルス感染リスクを色で表示することにより「通行証」の役割を果たす「健康コード」が普及しているが、香港の接触確認アプリの場合、氏名登録もない。

  香港と中国本土の隔離措置なしでの往来再開を目指す交渉が難航しているのは、こうした新型コロナウイルスを巡る管理面の姿勢の違いが主な要因となっていると、香港英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)が伝えた。それでも限定的な形で隔離なしの往来は12月中にも始まる可能性があるという。

Hong Kong Encourages Civil Servants To Use Contact-Tracing App When Entering Central Government Building
香港政府オフィスに入る前に接触確認アプリでQRコードをスキャンする人
Photographer: Paul Yeung/Bloomberg

  林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官は今月、香港メディアに対し、接触確認アプリにトラッキング(行動追跡)機能を付加する計画はないと述べた。ただ、住民が中国本土へのアクセスを容易にしたいと考えるなら、記録のダウンロードが必要になるだろうと指摘した。

  林鄭長官の諮問機関、行政会議メンバーの林正財氏はインタビューで、「心配されるのは多くの香港市民がプライバシー問題を懸念していることだ」とし、往来再開前にこの問題を解決する必要があると述べた。

香港、世界と往来再開は22年半ばまで実現せず-行政長官諮問メンバー

原題:

Hong Kong Pressured to Track Residents Like China to Open Border(抜粋)

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