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米債務上限Xデー迫る-TB落札金利上昇、リバースレポには1.5兆ドル

  • 4週間物TBは銀行などの投資家の直接応札が41.9%と記録的水準
  • リバースレポには74金融機関が応札し、過去2番目の巨額資金が滞留

米連邦政府債務の上限引き上げや適用停止を巡る政治的駆け引きが来月にかけて本格化するが、リスクにさらされかねない4週間物の米財務省短期証券(TB)は、一部の投資家がより高い利回りを要求し始めているようだ。最新のTB入札結果で示された。

  米財務省は18日、4週間物TB総額100億ドル(約1兆1430億円)を売却したと発表した。最高落札利回りは0.11%と2020年7月以降で最も高くなった。対照的に8週間物TBの最高落札利回りは0.045%にとどまった。

  4週間物TB入札は、マネー・マーケット・ファンド(MMF)を含む投資家グループの落札額に占める割合が20%を下回り、銀行などの投資家による直接応札が41.9%と記録的水準に達した。

  イエレン米財務長官は16日の議会指導部宛ての書簡で、連邦債務の法定上限を引き上げるか適用を停止する対応がない場合、財務省は12月15日より後は政府機関の活動を引き続き賄う資金が不足する恐れがあると警告した。

  ジェフリーズのエコノミスト、トーマス・サイモンズ氏らは4週間物TB入札について、「12月21日という償還期日は債務上限の危険ゾーンにしっかり該当するため、伝統的なバイサイドの投資家が敬遠した。直接応札は全体の41.9%に達する。デフォルト(債務不履行)リスクを心配しない人々も明らかに存在する」と顧客向けリポートで指摘した。

  米連邦準備制度は18日、市場からの資金吸収手段である翌日物リバースレポを実施し、9月30日の1兆6050億ドルに次いで過去2番目に多い1兆5840億ドルの資金を吸収した。74の金融機関が応札し、巨額の資金をリバースレポ・ファシリティーに滞留させた格好だ。

Direct bidders were awarded a record percentage of the 4-week bill sale
出典:ブルームバーグ
 
Usage of the Fed's reverse repo facility has exceeded $1 trillion
 
 

原題:Debt Ceiling Dramatics Make for Strange Treasury Bill Offering

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