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トランプ氏企業のSPAC合併取引、ウォーレン議員がSEC調査要求

  • 情報開示を怠り証券法すり抜けた疑いとニューヨーク・タイムズ
  • SPACは株式公開時点で合併計画持つことを禁じられている

トランプ前米大統領がソーシャルメディア上のプレゼンス回復を狙った動きと関連する取引について、民主党のウォーレン上院議員が米証券取引委員会(SEC)に調査を要請した。米紙ニューヨーク・タイムズは、トランプ氏が資金集めに利用した特別買収目的会社(SPAC)の合併取引が証券法をすり抜けた可能性があると伝えていた。

  トランプ氏の新たなメディア企業トランプ・メディア・アンド・テクノロジー・グループは、SPACのデジタル・ワールド・アクイジション(DWAC)との合併を10月に発表。この合併の準備がDWAC上場のかなり前から進んでいたのかどうかを調査するよう同議員はSECに求めている。

  同議員は、DWACの最高経営責任者がトランプ氏と数カ月前に話し合いを行っていた可能性があり、そうした情報が潜在的な投資家に開示されていなかったことに懸念を示した。

  DWACが「こうした協議の開示を怠ったことは、SPAC株式公開において初期の機関投資家および個人投資家の両方に必要な重要情報の欠落だと見受けられる」と、ウォーレン議員はゲンスラーSEC委員長に宛てた17日付の書簡で指摘した。

  同議員は、DWACが証券当局への届け出で具体的な買収ターゲットは想定していないとしながら、3月にもトランプ氏の企業とやり取りしていたとニューヨーク・タイムズが報じたことを指摘した。開示情報に含めなかったことが、DWACのスポンサーとトランプ・メディアを大きく利した一方、「リテール投資家を株バブルのわなにはめた」と主張している。SPACは株式公開時点で合併計画を持つことを禁じられている。

  SECの報道官はコメントを控えた。トランプ・メディアとDWACの広報担当からもコメントは得られていない。

原題:Warren Seeks SEC Investigation into How Trump Landed SPAC Deal(抜粋) 

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