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【債券週間展望】長期金利に上昇圧力、国債発行計画控え増発懸念重し

11月第4週(22日-26日)の債券市場では、長期金利に上昇圧力が掛かりやすいと予想されている。大規模な経済対策に伴う国債発行計画の発表を控えて増発懸念はくすぶり続けるとみられ、相場全体の重しになるとの見方が出ている。

市場参加者の見方

◎SBI証券の道家映二チーフ債券ストラテジスト

  • 増発は大したことないとの見方から相場は底堅いが、補正予算の規模から考えると発行計画には不透明感も強く、上値を追うのは難しい
  • ある程度の規模の増発をする場合は市場参加者に意見を聞いてから決めるのが普通だが、日程的にどうなるか分からない
  • 40年入札は利回り競争入札なので無難に消化するだろうが、増発懸念が高まっていれば引き気味になることもあり得る
  • 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨は、テーパリングのペースや利上げの議論など新しい情報が出れば波乱含み
  • 長期金利の予想レンジは0.060%~0.090%

◎岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジスト

  • 補正予算に伴う国債発行の不透明感が続いており、増発による需給悪化懸念や米長期金利上昇への警戒感から上値の重い展開が続く
  • 増発はある程度織り込み済みだろうが、大幅な金利低下も難しく、国債発行計画次第
  • 40年入札は増発警戒で投資家が慎重になる可能性もあるが、押し目買い姿勢に変化は見られず、生命保険や年金資金の需要で無難消化か
  • 週後半は感謝祭の祝日で米国市場が休場になるなど動きが鈍るため、国内投資家の活発な動きは見込みづらい
  • 長期金利の予想レンジは0.060%~0.100%
新発10年物国債利回りの推移
 
 

国債入札予定

 対象発行予定額
22日流動性供給(残存1年超5年以下)4000億円程度
25日40年債6000億円程度

 

日銀買い入れ予定

 対象年限買い入れ予定額
24日1-3年4500億円
 3-5年4500億円
 5-10年4250億円

主な材料

  • 24日:11月の独IFO企業景況感指数
  • 24日:米連邦公開市場委員会(FOMC、2-3日開催分)の議事要旨
  • 24日:10月の米個人所得・支出
  • 25日:感謝祭の祝日で米株式・債券は休場、翌26日は両市場とも短縮取引
  • 26日:11月の東京都区部消費者物価指数(CPI)
  • 26日:「ブラックフライデー」で年末商戦が本格化
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