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ジェフリーズが口座乗っ取りとヘッジファンド、ショートカバーは不能

  • 今や無価値のショートポジション保証という名目で資金管理を継続か
  • ヘッジファンドのIsZoが米金融取引業規制機構に仲裁判断を求めた

アクティビスト(物言う投資家)のヘッジファンド運営会社、IsZoキャピタル・マネジメント(運用資産額3億ドル=343億円強)が、ジェフリーズ・グループから過剰請求を受け、プライムブローカレッジ口座を「乗っ取られた」と申し立てた。

  IsZoによれば、ジェフリーズは今や無価値となった証券のショートポジション7件の保証という名目で、資金500万ドルの管理を続け、その後250万ドルに減らした。IsZoは250万ドルの返還を求めている。

  さらに口座を開いて5年間で手数料と金利2800万ドルについて過剰請求があったと主張。これらの全額ないし一部、加えてジェフリーズが請求を続けている手数料の返還も要求し、今週に入り米金融取引業規制機構(FINRA)に仲裁判断を求めた。

  IsZoは今年6月、ジェフリーズにある口座を閉じ、現金と保有資産を別のプライムブローカーに移そうとした。しかし、ジェフリーズは、流動性の低いポジションを移転させることはできず、ミニマムネットエクイティーおよび担保要件に従い引き続きオープンにしておく必要があると応じなかった。

  これは企業の破綻を見越した空売りが成功し過ぎる場合に生じかねない問題で、ヘッジファンド向けプライムブローカレッジ業務を行う金融機関は手数料の請求を続ける。

  IsZoのケースでは、そうした企業の証券を売買する市場が消滅しポジションのショートカバーができなくなっており、同社は「盗まれたも同然」だと主張した。

  ジェフリーズの担当者は、コメントを控えている。

原題:Hedge Fund IsZo Says Jefferies ‘Hijacked’ Its Brokerage Account(抜粋)

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