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ドルは114円前半、株高や原油反発で小じっかり-FRB議長指名待ち

更新日時

東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=114円台前半で推移。堅調な株価や原油相場の持ち直しを背景に小じっかりとなったが、米連邦準備制度理事会(FRB)議長指名などを見極めようとの姿勢が強く、小幅な値動きにとどまった。

 
  • ドル・円は午後3時59分現在、前日比ほぼ変わらずの114円31銭。114円40銭を高値に17銭の値動き
  • ブルームバーグ・ドルスポット指数はほぼ変わらずの1175.01
115円トライ失敗も
 
 

 

市場関係者の見方

三菱UFJ銀行の丸山元気上席調査役(ニューヨーク在勤) 

  • 株も底堅く、原油も少し切り返して、今までのメインシナリオのインフレや金融政策に基づいたトレードに少し戻ってきている。基本的にはまだドル高トレードは終わっていない感じ
  • FRB議長指名はパウエル氏続投がメインシナリオで変わらずだが、いずれにしろイベントを経てドル・円は上を目指す動きになるのではないか。その意味で東京時間はイベント前になるので、114円前半を中心にしたレンジ

大和アセットマネジメントの亀岡裕次チーフ為替ストラテジスト

  • ドルが多少買い戻されているが、米金利低下一服が一因。ただ、FRB議長指名を控えているし、金利もドルも大きく動きにくい部分がある
  • 戦略備蓄放出要請の話も具体的な動きが見えてこないので、原油安による円高も一服
  • 日本の経済対策の規模拡大は織り込み済み。そもそもすごく回復力が高まるという期待も低く、規模拡大も通常の給付金などが中心で驚きはない

SBIリクイディティ・マーケット取締役の鈴木亮氏

  • ドル・円は115円トライをしてバリアのかたさを確認した後、114円割れまで下がったが、前回跳ね返された日足基準線で支えられて戻ってきている
  • FRB議長指名は、 パウエル氏もブレイナード氏もある意味ハト派で大きなインパクトはないだろう。インフレが続けばもちろん利上げしなければならないし、大きな差が出るとは考えない

背景

  • 18日の米株式市場ではS&P500種株価指数が最高値を更新。19日アジア時間の米株価指数先物も上昇、日経平均株価は前日比147円高で終了
  • ニューヨーク原油先物は時間外取引で上昇
  • 米10年債利回りは1.58%とほぼ横ばいで米国市場を終えた後、時間外取引で1.59%台へ小幅上昇
  • バイデン大統領は16日にFRB議長の指名発表は「4日」後になる見込みと発言。サキ報道官は18日、バイデン大統領は感謝祭前にFRBに関して決定と繰り返した
  • 米アトランタ連銀のボスティック総裁は18日、来年の夏ごろに利上げを目指すのが適切になるだろうと発言。一方、米シカゴ連銀のエバンス総裁は2022年中の利上げが必要になるのか明らかではないと述べた
  • 日本政府が19日に閣議決定する経済対策は、財政支出ベースで55.7兆円程度と過去最大規模となる見通し
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