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ウォール街、米小売り2社に厳しい反応-コスト増でも値上げ急がず

  • ウォルマートとターゲット、好決算もコスト増が値上げペース上回る
  • ターゲットの17日終値4.7%安と8カ月ぶりの大幅下落

今週、値上げを上回るペースのコスト増を強いられていると明らかにしながらも、値上げを急がない立場を示した米小売り大手ウォルマートとターゲットについて、米ウォール街のアナリストは「売り」と判断した。

  17日の米株式市場でターゲットの終値は4.7%安と、8カ月ぶりの大幅下落となった。同社がこの日発表した8-10月(第3四半期)決算は全般的に好調だったものの、粗利益率の低下が嫌気された。

  ウォルマートが16日に公表した8-10月(第3四半期)決算もターゲットと同じく利益と売上高が市場予想を上回ったが、サプライチェーンの圧力などについて言及したことから同日の株価は2.6%安となった。17日は0.9%安。

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  両社の株価下落は、サプライチェーンのボトルネックや労働力不足、燃料コスト上昇が業績に悪影響を及ぼすリスクについて投資家が懸念を強めていることが反映された。供給面のボトルネックなどにより10月の米消費者物価指数(CPI)は30年ぶりの高い伸びとなった。

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  両社の幹部は共に、消費需要が旺盛な中で値上げをより積極的に進める時期について問われ、拙速に値上げすれば顧客を失う恐れがあると述べた。

  テルシー・アドバイザリー・グループのアナリスト、ジョー・フェルドマン氏はブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、「投資家は力強い売り上げを最終利益に落とし込むことができないことに不満を募らせている」と指摘。「サプライチェーンの圧力のためであり、これは労働力から商品の配送まで多岐にわたり、非常に包括的だ」と説明した。

原題:Wall Street Punishes Retailers That Eat Costs, Defer Price Hikes (抜粋)

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