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ディストレスト債ファンド、イメチェンに活路-オポチュニティ名乗る

  • オークツリーはオポチュニティ投資のクレジットファンドをスタート
  • スターウッドもオポチュニスティック型投資ディストレストファンド

少なくとも今のところ、ディストレスト状態を中央銀行が除去したも同然の世界で、ディストレスト債ファンドは人気を失っており、同種のファンドの運用担当者が何をやるべきかといえば、それはリブランド(イメージチェンジ)だ。

  オークツリー・キャピタル・マネジメントは16日、「グローバル・オポチュニティーズ」に投資する同社にとって過去最大級(160億ドル=約1兆8240億円規模)のクレジットファンドを発表した。

  スターウッドも先月、「オポチュニスティック型の不動産投資」を目指す同社にとって最大級のディストレストファンド(100億ドル規模)の募集を完了した。

  オークツリーの共同創業者であるハワード・マークス共同会長は債券アナリスト協会が開催した17日のトークイベントで、「われわれは15%(のリターン)をもたらすことを目指す」と語った。

  スペシャル・シチュエーションズも混じるオポチュニティ投資へのシフトは、アセットクラスのイメージチェンジの試みといえる。

  新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)の下で長引く金融危機の再発防止に向け、米連邦準備制度が金融システムに大量の流動性を供給する状況では、典型的なディストレスト債のシチュエーションを見いだすことがますます難しくなった。

Fed's asset purchases propped up markets for years
出典:ブルームバーグ
 

 

  これらオポチュニティファンドは、広範な市場アクセスを持たない比較的小規模な企業への直接貸し付けなどを通じて、リスクを切望する投資家が必要な利回りを得られるプライベートクレジットへの投資に主に特化する。

  米連邦準備制度は、量的緩和(QE)として実施してきた国債と住宅ローン担保証券(MBS)買い入れ縮小を今月開始する。借り手の一部の苦境を招く恐れがあり、ディストレスト債ファンドに活況が戻ることが、もちろん期待できる。

原題:

Distressed Debt Is Dead; Long Live ‘Opportunistic Credit’ (1)(抜粋)

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