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Photographer: Daniel Acker/Bloomberg
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アマゾン、ビザからマスターカードへの切り替え検討-共同カードで

  • ビザのカード受け入れによる支払い減らしたいアマゾンの意向が背景
  • アマゾンは英国で発行されたビザのカード利用できなくする方針示す

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米オンライン小売りのアマゾン・ドット・コムビザとの関係悪化を背景に、人気が高い共同ブランドのクレジットカード提携先をマスターカードに切り替えることを検討している。アマゾンは既に、英国で発行されたビザのカードを利用できなくする方針を示している。

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  アマゾンのカードは共同ブランドカードとしては業界最大級。事情に詳しい複数の関係者によると、アマゾンはビザからより有利な条件を確保する手段として契約見直しの交渉を活用する。

  アマゾンは既にシンガポールとオーストラリアで、ビザ経由の決済に小幅な追加課金を始めた。また先週には、米オンライン決済サービス会社ペイパル・ホールディングスの「ベンモ」を2022年から利用可能にする合意を発表した。これは米国の顧客がビザを利用しないで済む新たな手段だ。

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  こうした対立の背景にあるのは、ビザのカード受け入れによる支払いを減らしたいというアマゾンの意向だ。

  アマゾンは電子メールで配布した発表文で、「クレジットカード受け入れコストは時間の経過とともに下がるべきだと考える。その節減分を価格引き下げや顧客のショッピング充実に向けて再投資できるようにするためだ」とした上で、「しかし、技術面の進展にもかかわらず、一部カードの決済コストは高いままか、上昇基調にさえある」と指摘した。

  サンジェイ・サクラニ氏らキーフ・ブリュイエット・アンド・ウッズ(KBW)のアナリストは、この問題はビザにとって「財務面で最低限の影響」で解決する可能性が高いが、「アマゾンが消費者の行動を変えようと試みており、それによってオープンバンキングや他の新興の決済手段に関連する投資家懸念の正当性を裏付けていることが明るい展開でないことは明確だ」と分析した。

原題:Amazon Brings Visa Feud to U.S. With Mastercard Defection Threat(抜粋)

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