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NY連銀総裁、米国債市場は「本来のレジリエンス」取り戻していない

ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)初期に導入した緊急支援策は米国債市場の機能回復に奏功したと指摘した一方で、市場は本来のレジリエンスを取り戻していないとの見方を示した。

  ウィリアムズ氏は17日、ニューヨーク連銀が主催した米国債市場に関する会議で講演。米金融当局の資産購入策や、議会が承認した迅速な財政出動、金融当局およびその他政府機関による緊急対応策について、「最終的には米国債やその他金融市場の機能回復に貢献した」と述べた。発言内容は準備原稿に基づく。

  同氏は一連の措置によって「経済に甚大な打撃を与えていたであろう深刻な金融危機を回避できた」と指摘した上で、「しかし、これらの市場に本来あるべきレジリエンスがないことをあらためて認識させられる」と続けた。

  市場に混乱が生じるのは経済的な要素が主な原因ではなく、むしろ「特定の状況に対して本来想定されている市場の機能が失われていること」が原因であることはまず明確だと述べた。

  さらに「引き続き米国債市場のレジリエンス強化に取り組むことが極めて重要だ」と述べ、「今ある状況ではなく、どうあるべきからのスタートが重要だ」として、予測不可能や想定外の事態にも対応できるシステムの構築を呼び掛けた。

Federal Reserve Bank Of New York President John Williams Speaks At ECNY
ウィリアムズ総裁(2019年3月撮影)
Photographer: Mark Kauzlarich/Bloomberg

原題:Fed’s Williams: Treasury Market Not as Resilient as It Should Be

(抜粋)

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