コンテンツにスキップする

グーグルCEO、検索とAIが時価総額さらに1兆ドル増やす原動力に

  • 情報を整える必要性はかつてなく高まっている-ピチャイ氏
  • クラウドやユーチューブなど主要な成長事業、AI投資が基礎になる

多くのテクノロジー大手が成長の次なるフロンティアとしてメタバースを挙げる中で、米アルファベット傘下グーグルのスンダー・ピチャイ最高経営責任者(CEO)は、同社の将来がインターネット検索という原点にあると見ている。

  アルファベットCEOも務めるピチャイ氏はシンガポールで開かれているブルームバーグ・ニューエコノミー・フォーラム向けのインタビューで、「われわれの使命は時代を問わないという点に幸運を感じている」と説明。「情報を整える必要性はかつてないほど高まっている」と話す。

  新型コロナウイルス禍で売上高と利益を伸ばすアルファベットの時価総額は今月、一時2兆ドル(約230兆円)を突破。ピチャイCEOはここからさらに1兆ドル増やす原動力はどこから生まれるかとの質問に対し、自社の中核サービスを挙げた。

アルファベット、時価総額2兆ドル-年初来の株価上昇率70%

  消費者はコンピューターに音声や「多様な経験」でもっと質問してくるようになると同CEOは予想。「そうしたことに適応し、検索を進化させることができる能力が今後も最大の好機になるだろう」と語った。

グーグルのスンダー・ピチャイCEOは、多くのテクノロジー大手が成長の次なるフロンティアとしてメタバースを挙げる中で、自社の将来はインターネット検索という原点にあると見る
Source: AFP

 

  ピチャイ氏は2015年にグーグルCEOに就任して以降、クラウドや人工知能(AI)を強化。一方で、規制面では同社に向けられる視線が厳しさを増している。今回のインタビューで、クラウドや動画サービス「ユーチューブ」、アプリストアなど主要な成長事業を列挙した上で、AI投資が各事業の「基礎」になっていると述べた。

  また、ピチャイ氏はアジアでまず開発しテストを実施するグーグル商品が今後増えると見込むが、中国は例外となる。グーグルは中国本土に検索サービスを持ち込む計画を従業員の反発を受けて18年に凍結。その後もサービスの大半は同国で展開していない。「それが変わるとはみていない」と同氏は語った。

  ニューエコノミー・フォーラムはブルームバーグ・ニュースの親会社であるブルームバーグ・エル・ピー傘下のブルームバーグ・メディア・グループが主催している。

原題:Google CEO Sees Company’s Next Trillion in Value From Search, AI(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE