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米企業、株式市場で存在感再び-今年発表の自社株買い計画121兆円超

  • 21年通年では18年に記録した過去最高の1兆1100億ドルを上回る勢い
  • 「22年に企業は米国株の最大の買い手になる」とゴールドマン

新型コロナウイルス感染拡大が落ち着いた後に見られた個人の投資熱は米国株の最高値更新の大きな原動力としてスポットライトを浴びたが、見過ごされていることがある。さらに大きな勢力である米企業が株式市場に戻ってきたことだ。

   アップルベッド・バス・アンド・ビヨンドをはじめとする米企業が1月以降に発表した自社株買い計画は1兆600億ドル(約121兆6000億円)相当と、昨年の同じ時期の約3倍。週間ベースでは平均220億ドルで、通年では2018年に記録した過去最高の1兆1100億ドルを上回る勢いだ。ビリニー・アソシエーツとブルームバーグのデータが示した。

  自社株購入が急増している背景には、好業績を背景に企業の手元資金が過去最高水準に積み上がっていることがある。金融当局がタカ派的な姿勢を強めていることや資産の割高感などへの警告が相次いでいるが、自社の株価にさほど敏感ではない企業の自社株買いは株式相場の重要な支え役と見る向きもある。

Announced share buybacks are poised to surpass 2018's record
 
 

  デービッド・コスティン氏らゴールドマン・サックス・グループのストラテジストは「この10年の大半の時期がそうだったように、22年に企業は米国株の最大の買い手になる」とリポートで指摘 。たとえ自社株買いへの課税案が導入されたとしても購入ペースへの影響はほとんどないとの見方を示した。

  コスティン氏のチームがまとめた推計によると、来年の企業の株式購入はネットベースで計3600億ドルと、家計の推定2000億ドルを大きく上回る見通し。

Stocks with highest buybacks are beating the market
 
 

原題:
The Stock Market’s Big Buyer Is Back With $1 Trillion to Spend(抜粋)

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