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エヌビディアのアーム買収、英政府が安全保障の点で調査を指示

更新日時
  • 調査が長引けば、22年3月の買収完了目標を達成できない可能性
  • 英政府、買収を認めない可能性含めて検討-国防関連の監督強化

ソフトバンクグループ傘下の英半導体設計会社アーム買収を目指す米エヌビディアの計画について、英政府は安全保障の見地から調査するよう英競争・市場庁(CMA)に指示した。調査次第では買収完了が予定より遅れる可能性がある。

  CMAは競争上の調査と並行して精査するよう指示された。ドリス・デジタル・文化・メディア・スポーツ相が16日に声明で発表した。

英政府、エヌビディアのアーム買収計画で詳細調査命令の見通し-報道

Nvidia Headquarters Ahead Of Earning Figures
米カリフォルニア州サンタクララのエヌビディア本社
Photographer: David Paul Morris/Bloomberg

  英国は国防に影響を与えかねない企業取引の監督を強化しており、エヌビディアのアーム買収については認めない可能性を含めて検討している。ドリス・デジタル相による今回の決定とは別に、買収が競合企業や顧客に及ぼしかねない影響について、競争面での調査も行われている。買収が認められない場合に企業が安全保障や競争での懸念を和らげるには、部門売却や拘束力のある誓約が考えられる。

  ドリス氏は「アームは世界のテクノロジー・サプライチェーンにおいて特異な立場にあり、われわれとしては買収の影響を完全に見極めたと確認する必要がある」と説明した。

  エヌビディアは2022年3月の買収完了を当初の目標としており、調査が長引けばこれを達成できず、9月に先延ばしする可能性が生じる。英国とは別に調査を進めている欧州連合(EU)は、3月15日までに判断を下すとしている。

エヌビディアのアーム買収、EUが調査-技術使用制限や価格上昇懸念

原題:Nvidia’s Arm Deal Faces U.K. National Security Probe (1)(抜粋)

(最終3段落を追加します)
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