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ヘッジファンドのダルトン態度まだ決めず、新生銀とSBI双方に不満

  • 新生銀はSBIより高い価格を用意する別の買い手を見つける必要
  • 48%を上限とする買い付けでなく、完全買収を提案すべきだと主張

新生銀行に出資する米ヘッジファンド運営会社ダルトン・インベストメンツ(運用資産34億ドル=約3880億円)は、SBIホールディングスによる株式公開買い付け(TOB)とそれに対抗するための買収防衛策を巡り、新生銀の経営陣とSBIのどちらを支持するか態度を決めかねている。

  ダルトンの共同創業者でポートフォリオマネジャーのジェイミー・ローゼンワルド氏はビデオインタビューで、新生銀もSBIも説得力ある主張を展開していないと発言。「われわれはどのように投票すべきか自問自答しているが、解決していない」と語った。

  ローゼンワルド氏は、新生銀はSBIより高い価格を用意する別の買い手を見つけるべきだったとした上で、SBIは株式48%を上限とする買い付けでなく、新生銀の完全買収を提案すべきだと主張した。

  SBIは当局の認可に時間がかかる新生銀株の過半数取得ではなく、保有比率を最大48%に引き上げて連結子会社化を目指している。

  新生銀は新株予約権を株主に割り当てる買収防衛策を25日の臨時株主総会に諮る。議決権行使助言会社グラス・ルイスとインスティテューショナル・シェアホルダー・サービシーズは、買収防衛策に既に支持を表明している。

  新生銀の広報担当者は、個別のケースについてはコメントを控えるが、多くの機関投資家とコミュニケーションを行い、当行の考えを説明した上でさまざまな意見を承っているとコメント。SBIの広報担当は電話取材に対し、銀行持ち株会社への移行も視野に検討しているが、現在実施中のTOBでは買い付け上限を48%から引き上げる予定はないと述べた。

 

原題:
Hedge Fund Dalton Says Both Sides at Fault in Shinsei-SBI Fight(抜粋)

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