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2022年は米国の株・債券を避け、欧州と日本の株に注目を-モルガンS

  • 来年は欧州と日本の株式が米国よりも有望-年間投資見通し
  • モルガンSはS&P500が4400に下落と予想、米10年債利回り2.1%へ

来年は米国の株式と債券を避け、欧州と日本でより良いリターンを追求すべきだ。モルガン・スタンレーの戦略チームはこう助言している。

  同チームの予想では、経済成長が上向き、インフレが落ち着いても金融支援の縮小や高いバリュエーションを考慮すると、2022年の米国資産投資はためらわれるという。ファンダメンタルズ(経済の基礎的諸条件)では欧州と日本の方が魅力が高く、中央銀行はより辛抱強くインフレ圧力は低めだとストラテジストらは年次投資見通しで指摘した。

  アンドルー・シーツ氏率いる同行ストラテジストは14日、「22年はサイクルの『中盤から終盤』の課題が鮮明になると考える。上向く経済成長と、高いバリューエーションや政策引き締め、投資家の無軌道な動き、大方の投資家が慣れた水準よりも高いインフレ率がにらみ合う形になる」と分析。S&P500種株価指数の下振れや米10年債利回りの大幅な上昇など多くの課題があると付け加えた。

Morgan Stanley see U.S. stocks ending 2022 lower than current levels
 
 

  モルガン・スタンレーはS&P500種の22年末予想を4400と、現行より約6%低い水準に設定。経済成長の改善や実質金利の上昇を背景に、10年債利回りが15日の1.55%から来年末までに2.10%に上昇すると見込む。

  同行エコノミストは米金融当局が23年に入るまで利上げしないと予想しており、ジェームズ・ゴーマン最高経営責任者(CEO)のタカ派的な見方とは対照的だ。

モルガンSエコノミスト、2023年の米利上げを予想-ゴーマン氏と相違

  利上げ時期が遅くなれば、ドルは来年初めに堅調でもいずれ下落につながる可能性があるとストラテジストらは予想。シーツ氏のチームは先進国以外の市場について、辛抱強くなるよう呼び掛けた。通貨ではカナダ・ドルとノルウェー・クローネを選好し、人民元はおおむね安定した動きになると見込んでいる。

モルガン・スタンレーの22年の投資推奨

オーバーウエート中立アンダーウエート
欧州株新興国株米国株
日本株新興国の現地通貨建て債米国債
証券化クレジット欧州の社債独国債
商品 米国の社債

 

 

原題:
Steer Clear of U.S. Stocks, Bonds in 2022, Morgan Stanley Says(抜粋)

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