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JBICが初のグリーンボンド、来年早期の発行検討-米ドル建て軸

  • 年限や金額の規模、投資家との対話踏まえて今後詰める方針
  • 安定的に毎年同規模のグリーンボンドを発行したい考え

国際協力銀行(JBIC)は、同行で初となるグリーンボンド(環境債)を2022年の早い時期に発行する方向で検討している。政府保証付きの外債で、米ドル建てが軸となる見込み。年限や金額の規模などは投資家との対話を踏まえて今後詰めるが、継続的な発行を想定する。

  同行の日高啓貴・資金課長がブルームバーグの取材に明らかにした。世界的にグリーンボンドへの投資需要が高まる中、日本では政府発行のグリーンボンド(グリーン国債)はまだないため、代替商品としての魅力を持つ側面もあるとみている。

  日高氏は発行時期について「22年の早いタイミング」と述べ、今年度内になるとの見通しを示した。その上で「最低年に1回くらいは継続的に出していきたい。発行規模も毎年同程度のものを安定的に発行したい」と話した。

  調達資金は、東南アジアの地熱発電事業やアフリカの風力発電事業、欧州での鉄道事業などに充てることを念頭に置く。日高氏は「ESG投資の文脈で見た場合、必ずしも原子力がグリーン対象アセットとして認識されていない」として、原子力事業には活用しない方針を示した。

  政府が示した2050年のカーボンニュートラル目標を受け、JBICは今年6月に策定した中期経営計画で、グリーンファイナンス(環境金融)を通じて脱炭素の取り組みを後押しする方針を打ち出した。10月にはグリーンボンドの枠組みを定め、発行検討を公表していた。

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