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豪中銀、インフレリスク上向くが忍耐の用意-23年利上げには含み

更新日時
  • インフレ見通しのリスク変化し予想される結果分布は上向きにシフト
  • 「最新データと予測は22年のキャッシュレート引き上げ正当化せず」

オーストラリア準備銀行(中央銀行)の2日の政策決定会合では、「インフレ見通しのリスクが変化し、予想される結果の分布は上向きにシフトした」との認識で一致した。16日発表された議事要旨で明らかになった。

  その一方で、豪中銀が高度に支援的な金融環境の維持に引き続きコミットしており、政策金利のオフィシャル・キャッシュレート誘導目標は基準が満たされるまで引き上げず、「忍耐強くある用意がある」と確認した。

  ロウ総裁はその後の講演で、「最新のデータと予測は22年のキャッシュレート引き上げを正当化しない」とした上で、最初の利上げについて24年より前には引き続きなさそうに思われると語った。

  準備されたテキストによれば、同総裁はインフレショックがより持続的なものとなり、労働市場がより速いペースで逼迫(ひっぱく)するシナリオも一方で提示し、その場合は24年より前の利上げの根拠が強まるとした。

  総裁は中銀目標(2-3%)ミッドポイント前後へのインフレ率の到達を支えるには3%以上の賃金の伸びが必要との認識を示し、「まだ道のりがある」と発言。ただ「インフレダイナミクスの変化が非常に速ければ、中銀は反応して行動する」と質疑応答で述べた。

Australian job ads surge but wages growth remains tepid
 
 

  議事要旨によれば、政策委は「現在のペースでの量的緩和(QE)継続が適切だと思われる」と判断した。2日の会合では債券購入プログラムについて、週40億豪ドル(約3360億円)のペースで少なくとも2022年2月半ばまで継続する方針が確認された。

  来年2月のプログラム見直しでは、他の中銀の行動、国内債券市場がどのように機能しているか、インフレと失業の中銀目標に向けた進展の現状と予想という三つの検討事項に基づいて引き続き検証を行うという。

原題:RBA’s Lowe Sees Conditions in Bond Market Stabilizing、RBA’s Lowe Says Wages Not Only Determinant of Inflation, PolicyRBA Says Distribution of Possible Inflation Outcomes Has Widened 、RBA Reaffirms to Review Bond Buying Program at February Meeting

(総裁の発言を追加して更新します)
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