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英中銀総裁が反論、金利決定前に市場を誤解させたとの批判巡り

  • ベイリー総裁:トレーダーは条件付きの見解を無視して損失被った
  • 予想に反した決定で「信頼できないボーイフレンド」と総裁批判の声

イングランド銀行(英中央銀行)のベイリー総裁は今月の金利決定前に市場を誤解させたと批判する人々に対し、トレーダーに落ち度があると反論した。

  ベイリー総裁は15日に議会財政委員会で議員らに対し、10月17日のオンライン会合での金利の方向性に関する自身の「条件付きの」見解を投資家が「無条件の世界観」に変えたと指摘した。

  物価見通しが急上昇し始めれば英中銀はインフレ抑制で「行動する必要」が生じると総裁が同会合で発言した後、市場は急速に変化。数日以内に金利据え置き見通しから11月に一定の動きを織り込む展開となった。

  そうした中、英中銀は11月4日の金融政策委員会(MPC)で政策金利を市場予想に反し据え置いたため、市場に衝撃が走り、憤慨したトレーダーはベイリー総裁を「信頼できないボーイフレンド」と呼んで批判した。この呼称はカーニー前総裁が利上げを示唆しながら実行しなかった後に初めて使われた。

  「信頼できないボーイフレンド」と呼ばれたことについて財政委の保守党メンバー、アンソニー・ブラウン議員から質問されたベイリー総裁は、「11月に利上げするとは私は言わなかった」と発言。「経済活動支援とインフレ目標達成の間で選択を迫られる中銀は常に前者を選択すると一部コメンテーターが考えるポイントに達したという私の懸念に関する条件付きの発言だった」と語った。

  さらに同総裁は、外れていたのはトレーダーや投資家であって英中銀や経済専門家全般ではないとも述べ、政策当局者発言を巡って金もうけする人々を真正面から批判。こうした反発を引き起こしたのは彼らが損失を負ったからかもしれないとの考えを示唆した。

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原題:
BOE Governor Blames Investors for Misreading Comments on Rates(抜粋)

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