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「世紀の空売り」バーリ氏、アークのファンドやテスラのショート解消

  • 米国債ETFのポジションも閉じる-SECへの四半期報告で開示
  • OTCオプションを用いてなおショートにしている可能性も

マイケル・ルイス氏のベストセラー「世紀の空売り」(原題:ザ・ビッグ・ショート)で有名な投資家、マイケル・バーリ氏が最大のショートポジションの一部を少なくとも一時的に解消した可能性がある。

  バーリ氏が最高経営責任者(CEO)を務めるサイオン・アセット・マネジメントは、9月末時点でごく一部のポジションを縮小した。15日の米証券取引委員会(SEC)への届け出から明らかになった。

  サイオンが7-9月期に閉じたショートポジションには、キャシー・ウッド氏率いるアーク・インベストメント・マネジメントの最大ファンドであるアーク・イノベーションETF(ARKK)や、イーロン・マスク氏のテスラ、最大の米国債ETFであるiシェアーズ米国債20年超ETF(TLT)が含まれる。

  バーリ氏が店頭(OTC)オプションを使って依然これらをショートにしている可能性もある。そうした動きはこの種の届け出では分からない。

Burry and Scion have closed bearish bets against Tesla, ARKK and TLT
ARKK(白)とテスラ(青)、TLT(紫)
出所:ブルームバーグ

  これらポジションがどれだけ成果を上げたのかは不明だ。弱気のプットオプションの完全な詳細は開示されていないためだ。バーリ氏は先月、CNBCの番組でテスラのショートポジションを解消したことを明らかにし、自身のポジションは単なるトレードの一つにすぎないと語っていた。

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  15日にサイオンに電子メールでコメントを求めたが、現時点で返答はない。

  9月の届け出によれば、サイオンは6月末時点でARKKを約23万5000口、TLTを約190万口、テスラ株を100万株余り、それぞれショートにしていた。

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  今回の届け出では、CVSヘルスの20万株が最大の保有だった。

  1億ドル(約114億円)超の米国株を保有するヘッジファンドは、四半期ごとの届け出が義務付けられている。

Burry, Predictor Of Mortgage Collapse, Bets On Farmland, Gold
サイオン・アセット・マネジメントのマイケル・バーリCEO(2010年9月)
Photographer: Tony Avelar/Bloomberg 

原題:
Big Short’s Burry Ends Bets Against Ark, Tesla, Treasury ETF (1)(抜粋)

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