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アジアの運用会社、トレーディング外注の検討進める-コロナも一因

  • アジアのファミリーオフィスは外部支援を求めることに消極的だった
  • 運用会社はコスト削減や緊急時対応策の設定を目指している

トレーディングを外部委託する顧客に当該サービスを提供するステート・ストリートやCFグローバルなどは、アジアでの問い合わせ増加を目の当たりにしている。ファンド運用会社やファミリーオフィスがコスト削減や緊急時対応策の設定を目指していることが背景にある。

  業界幹部らによると、アジアは中国を中心にこれまでこの分野で他の地域に後れを取ってきた。特にファミリーオフィスが外部に支援を求めることに消極的だったという。しかし、この傾向も今ゆっくりと変化しつつある。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)を受け、バックアップの必要性が明らかになったことが一因だ。

  ステート・ストリートのポートフォリオ・ソリューションズ担当アジア太平洋地域(APAC)責任者でこの分野のトレーディングデスクを率いるジェームズ・ウッドワード氏は、「アジアが追いつきつつある」と指摘した。同社は同サービスをアジアで2010年から提供している。

  社内でのトレーディング完結は大手資産運用会社に競争力の面で潜在的な優位性をもたらすと長い間考えられてきたが、競争激化や新たな規制、コストの合理化推進の動きが重なり、専門会社に執行を外部委託するファンドが増えている。

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原題:
Pandemic Pushes Asia Fund Managers to Consider Outsource Trading(抜粋)

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