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【米国市況】株はもみ合い、テスラ荒い値動き-国債利回り大幅上昇

更新日時

15日の米株式相場は方向感に欠ける動きとなり、ほぼ横ばいで終了。電気自動車(EV)メーカーのテスラは荒い値動きとなった。米国債利回りは大幅に上昇。

  • 米国株はほぼ横ばい、テスラが荒い値動き
  • 米国債は長期債中心に続落、10年債利回り1.62%
  • ドルが上昇、米国債利回り上昇で-ユーロ安い
  • NY原油は小反発、米戦略備蓄の放出なく
  • NY金先物は小反落、中国経済指標やインフレ見通し意識

  テスラは続落し、弱気相場入りに近づいた。ただ終盤には下げの一部を埋め、これにつれてS&P500種株価指数も日中安値から持ち直した。同社のイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は前日、保有するテスラ株の追加売却に言及していた。

  S&P500種は前週末比ほぼ変わらずの4682.80。ダウ工業株30種平均は12.86ドル(0.1%未満)安の36087.45ドル。ナスダック総合指数も0.1%未満の低下。

  ジェイコブ・アセット・マネジメントの最高投資責任者、ライアン・ジェイコブ氏は「非常に厄介な相場だ」と指摘。「経済に極めて異例の材料が入り交じっており、これらを乗り越える必要があるのだろう」と語った。

  米国債市場ではニューヨーク時間午後4時50分現在、10年債利回りが6ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の1.62%。米国のインフレ高進で金融当局が資産購入テーパリング(段階的縮小)の加速を余儀なくされるとの観測や、ニューヨーク連銀製造業景況指数が予想を上回る上昇となったことが意識された。

  外国為替市場ではドルが上昇。米国債利回りの上昇でリスク選好の動きが後退した。ユーロが安い。欧州中央銀行(ECB)当局者の見解がハト派的となり、インフレ抑制でECBが後手に回るとの観測が強まった。

ラガルドECB総裁、インフレ率は中期的に目標を下回る-議会証言

  主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.3%上昇。ニューヨーク時間午後4時19分現在、ドルは対円で0.2%高の1ドル=114円14銭。ユーロは対ドルで0.7%安の1ユーロ=1.1369ドルと、2020年7月以来の安値を付けた。

Euro falls to a descending trendline from June
 
 

  ニューヨーク原油先物相場は小反発。戦略石油備蓄(SPR)の放出に関する米政権の発表はこの日もなく、朝方の下げを埋めた。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物12月限は、前週末比9セント(0.1%)高の1バレル=80.88ドルで終了。一時は1.8%安まで下げる場面もあった。ロンドンICEの北海ブレント1月限は12セント安の82.05ドル。

  CIBCプライベート・ウェルス・マネジメントの上席エネルギートレーダー、レベッカ・バビン氏は「SPR放出の見通しは現時点で市場にほぼ織り込み済みだ」と指摘。「放出が実現しないままの状態では、市場はじり高となる公算が大きい」とコメントした。

Oil eked out a gain as the market remains tight amid high demand
 
 

  ニューヨーク金先物相場は小反落。投資家は中国の経済指標を消化しつつ、世界的なインフレの先行きを意識した。8営業日ぶりの下落についてコメルツバンクのアナリスト、ダニエル・ブリースマン氏は「先週に週間ベースで6カ月ぶりの大幅高となっていただけに、利益確定に押されたと考えている」と述べた。

  ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は前週末比0.1%安の1オンス=1866.60ドルで終了。 

原題:Stocks in Choppy Trading as Bond Yields Top 1.6%: Markets Wrap(抜粋)

Treasuries Extend Losses as Heavy IG Bond Supply Starts to Price(抜粋)

Dollar Strengthens Amid Rising Yields, Euro Slump: Inside G-10(抜粋)

Oil Edges Up as Supplies Remain Tight With No SPR Release(抜粋)

Gold Edges Lower as Traders Weigh China Data, Inflation Outlook(抜粋)

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