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UBSのマネーマネジャー退社、恒大債保有のアジア債ファンド不振

  • アジア・ハイイールド・ファンド、融創中国や佳兆業も組み入れ
  • 中国不動産セクターの懸念高まり、年初来運用成績はマイナス18%

スイスのUBSグループで30億ドル(約3400億円)規模のアジア債券ファンドの運用を担っていたロス・ディルケス氏が退社する。同ファンドは資金繰り難に見舞われる中国の不動産開発大手、中国恒大集団に対するUBSのエクスポージャーの大部分を保有している。

  ディルケス氏(シンガポール在勤)はUBSの資産運用部門で約16年勤務。約9年前に運用開始したアジア・ハイイールド・ファンドでリードマネジャーを務めている。UBSの広報担当は同氏の退社を確認したが、理由は明かさなかった。同氏に取材を試みたが、コメントは得られていない。

  ブルームバーグの集計データによると、ディルケス氏のファンドは年初来の運用成績がマイナス18%前後で、組み入れ銘柄の半分程度が不動産関連で占められている。恒大の債務危機で中国不動産セクターへの懸念が強まる中、同ファンドの運用資産は9月初め以来、約5億ドル目減りした。

  同データでは、UBSは9月末時点で恒大債を約2億7400万ドル相当保有。その中には顧客資金を運用するアジア・ハイイールド・ファンドなどの組み入れ分も含まれている。同ファンドは中国不動産開発の融創中国や佳兆業集団でもかなり大きなポジションを持つ。

 

原題:

UBS Money Manager Leaves as $3 Billion Asia-Focused Fund Slumps(抜粋)

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