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中国、COP26の脱炭素推進に反対へ-エネルギー安保を優先-関係者

  • 温暖化ガス排出削減計画の強化を来年にも求める案にも中国は反対へ
  • 米国と気候変動対策で共同声明発表でも中国の反対姿勢は変わらず
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Photographer: China Photos/Getty Images

中国は英スコットランドのグラスゴーで開催中の国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)での交渉で、世界の石炭使用の段階的廃止と各国に温暖化ガス排出削減計画の強化を来年にも求める取り組みに最終的に反対する可能性が高い。

  事情に詳しい関係者1人が匿名を条件に話したところでは、中国が脱石炭の提案を支持しないのはエネルギー安全保障上の懸念が要因だという。中国は温暖化ガス排出量を2030年までにピークアウトさせる計画だが、同国は現在、エネルギー危機に見舞われており、石炭生産を記録的水準に増やしている。

  COP26はできるだけ早期の温暖化抑制を目指し、来年末までに各国政府に公式の気候変動対策プランを修正するよう求める案を打ち出しているが、中国政府はこれにも反対の姿勢だ。COP26開幕前に最新プランを提出した後すぐに新計画に取り組むのは世界最大の排出国である同国にとって多大な時間を要するものだと受け止めているという。中国の交渉チームの報道担当者に取材を試みたが、返答は得られていない。

中国、温暖化ガス排出削減目標据え置き-COP26の前進期待に冷や水

  中国の最近の姿勢は同国がCOP26の提案に反対の立場を変えていないことを浮き彫りにした。ただ中国は10日夜に米国と気候変動対策に関し、事前に予定されていなかった声明を発表。重要な10年間となる20年代の温暖化ガス排出を削減する具体的な行動の強化で作業部会を設置することや、メタン削減の取り組みなども声明に盛り込んだ。

米中が気候変動問題巡り共同声明-排出量削減の取り組み強化で一致

原題:China Resists COP26 Push to End Coal as Energy Security Prevails (抜粋)

 

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