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三井住友FG:今期純利益6700億円に上方修正、自社株買いも実施

更新日時
  • 年間の与信費用は2000億円にとどまる見込み、期初想定は3000億円
  • 傘下のSMBC日興が監視委の調査受け「申し訳ない」と太田社長

三井住友フィナンシャルグループは12日、今期(2022年3月期)の連結純利益を従来の6000億円から前期比31%増の6700億円に上方修正すると発表した。発行済み株式総数の2.4%、1000億円を上限とする自社株買いの実施も発表した。

General Images of Sumitomo Mitsui Financial Group Inc.
今期純利益を6700億円に上方修正
Source: Bloomberg

  今期の与信関係費用は期初に3000億円と見込んでいたが、2000億円にとどまる見通し。4-9月累計の同費用は267億円だった。年間配当金も1株当たり210円と計画比で10円増配する。

  同日会見した太田純社長は、業績上方修正について「与信関係費用が大きなポイントになっている」と述べた。上期は約1000億円の費用発生に対して、700億円が戻っており、下期は新型コロナウイルス対応時ではない通常のコストと数件の大口懸念先をみているという。資源価格の動向やサプライチェーン寸断による製造業への影響など不確定要素は多いと述べた。

7-9月期決算の主な内容(前年同期との比較)
  • 純利益は37%増の2528億円
  • 連結業務純益は10%増の3190億円
  • 資金利益は14%増の3580億円
  • 役務取引等利益は5%増の2823億円
  • 株式関係損益は10%増の408億円
  • 与信関係費用は163億円ー前年同期は854億円

  傘下のSMBC日興証券が金融商品取引法違反の疑いで証券取引等監視委員会の調査を受けている問題で、社債市場では同証券を主幹事から外す動きが広がっている。

  三井住友FGの太田社長は「親会社として申し訳ない。おわび申し上げる」と謝罪した上で、調査が入っていることは事実で真摯(しんし)に協力していると説明。業績に与える影響については、まだ想定できないと述べた。

(記者会見の内容を追加するなどして記事を更新します)
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