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パウエル氏再指名に証券取引問題なしと米政権高官は判断-関係者

更新日時
  • パウエル議長は株価指数連動のインデックスファンドを昨年売却
  • ブレイナード氏を次期議長に推す関係者は取引を問題視
Jerome Powell, chairman of the U.S. Federal Reserve.

Jerome Powell, chairman of the U.S. Federal Reserve.

Photographer: Bloomberg/Bloomberg

米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が株価指数に連動するインデックスファンドを昨年売却していたことについて、複数のホワイトハウス高官は同議長から再指名の資格を奪うものではないと考えている。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。

  協議に詳しい関係者によれば、FRB議長人事に取り組んでいる主要な政権当局者の一部は、パウエル議長の取引について懸念する理由はないと見なしている。FRB議長人選に関わっているアドバイザーの間では、会合でパウエル氏の取引を取り上げた人物はいないと、関係者のうち2人は語った。

Fed Chairman Jerome Powell Holds News Conference Following FOMC Rate Decision
パウエルFRB議長
Source: BLOOMBERG

  バイデン大統領はFRB議長ポストの指名で「かなり速やかに」決定を下す方針を示しており、この作業に詳しい関係者によると、大統領は先週、パウエル氏とブレイナード理事にホワイトハウスで会った。パウエル氏の1期目の任期は来年2月までとなっている。

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  ファンド取引を巡るホワイトハウスの見解の示唆は、パウエル議長が再指名されると意味するものではないが、続投の是非に関する論点を後退させる可能性を示している。

  政権内でブレイナード氏議長指名を支持する一部当局者は依然としてパウエル氏の取引を問題視しているという。

  パウエル議長は昨年10月、100万-500万ドル(約1億1400万-5億7000万円)相当の株式インデックスファンドを売却した。連邦準備制度が新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)に対応するための金融政策を打ち出してから数カ月後に行われ、金融当局のブラックアウト期間外だった。

  ホワイトハウスにコメントを求めたが返答はない。米財務省の報道担当スタッフと連邦準備制度の報道官はいずれもコメントを控えた。

  パウエル氏の後任にブレイナード氏を推す進歩派の一部は、議長のファンド取引に注目を向けようとしてきた。

  今年に入ってから2人の地区連銀総裁が、2020年に株式取引を行っていたことが発覚した後に辞任した。

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  ブレイナード氏が議長に指名された場合にも、この問題について質問に直面する公算が大きい。地区連銀を監督する委員会の委員長を務めているためで、上院銀行住宅都市委員会の共和党筆頭理事であるトゥーミー議員が最近これを指摘した。

原題:
White House Team Weighing Fed Sees No Issue With Powell Trades(抜粋)

(4段落目以降に背景などを追加して更新します)
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