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楽天Gの三木谷社長、銀行の上場準備は順調-モバイル業務は赤字拡大

  • 楽天銀上場時の「親子」問題、ガバナンス順守で問題なしと三木谷氏
  • モバイルはネットワーク費用かさむ、来期2Q以降に費用削減効果

楽天グループの三木谷浩史社長は11日に開催した決算説明会で、傘下の楽天銀行の新規株式公開(IPO)について、同行は7兆円規模の預金残高を抱えるまで成長していることから資本増強の必要があったと説明し、上場準備に関しては「順調だ」と述べた。

  三木谷社長はオンラインで実施した説明会で、楽天銀上場について「金融庁の制約もあり、資本が重要。今後ますます資本を厚くする必要ある」と語った。また、親子上場についてはガバナンスとコンプライアンスを順守すれば問題なく、「楽天グループの株主利益にも資する」と語った。

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楽天Gの三木谷社長
Photographer: David Paul Morris/Bloomberg

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  同日発表した7-9月期(第3四半期)の営業損失は74億7300万円と前年同期の398億円から赤字額が縮小。国内EC(電子商取引)事業の堅調や仮想化ネットワーク技術子会社の米アルティオスターの段階取得差益の計上などが寄与した。

  一方、第3四半期のモバイル事業の営業損失は1052億円と、前年同期から438億円赤字が拡大。決算説明資料によると、同事業の赤字規模としては2019年以降で最大となった。楽天回線エリアの積極的な拡大で、ネットワーク関連費用がかさんだという。ローミングエリアの自社回線切り替えによる費用削減効果は、来期(2022年12月期)の4-6月期(第2四半期)以降を見込んでいる。

第3四半期業績
  • 3Q営業損失75億円、前年同期比81%減、市場予想レンジ損失707億円~利益792億円
  • 3Qインターネットサービス営業利益245億円
  • 3Qフィンテック営業利益212億円
  • 3Qモバイル分野営業損失1052億円
  • 3Q純損失268億円、前年同期比39%減
  • 3Q売上高4069億円、前年同期比13%増、市場予想レンジ3799.4億円~4134億円
  • 3Qグローバル流通総額前年同期比20%増
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