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NY証取の正月休みが盗まれた-「ルール7.2」で大晦日も終日取引

  • 2022年1月3日の月曜日も休場にはならない
  • 米国証券業金融市場協会は大晦日について取引時間の短縮求める

ニューヨーク証券取引所(NYSE)の正月休みを盗んだのは、絵本や映画でおなじみのモンスター「グリンチ」かもしれない。

  NYSEの休場規定「ルール7.2」によれば、祝日が土曜日に当たった場合、その前日の金曜日は休場となる。ただし条件が付く。「月単位や年単位の会計期間終了など特別なビジネス環境でなければ」と記されている。

  当たり前だが毎年12月31日は月末であり四半期末であり年末だ。そして来年の1月1日は土曜日。つまり、ルール7.2に従えば、2021年の大晦日が金曜日であっても休場にはならず、いつも通りの終日取引で、1月3日の月曜日も休場にはならないということだ。

  NYSEがかなり前に公表した休場スケジュールには、22年の元日に関しアスタリスク(*)で脚注が付けられている。見落としそうで今ごろになって気付く人もいるだろうが、「NYSEのルール7.2に準じ休日なし」と注記されている。

  債券トレーダーなら、若干早く大晦日のパーティーを始めることができそうだ。米国証券業金融市場協会(SIFMA)は22年のニューイヤーホリデーはないとしているが、今年12月31日ついては米東部時間午後2時までに取引時間を短縮するよう促している。

  ボケ・キャピタル・パートナーズを創業したキム・フォレスト最高投資責任者(CIO)は電話取材に対し、「正直なところ、心が折れる」と述べた。1月3日の月曜日も休場にならないなんて冗談だろうと感じると言う。

  フェデレーテッド・ハーミーズで、ポートフォリオマネジャー兼マルチアセットソリューション責任者を務めるスティーブ・チアバロン氏によれば、全てはクリスマス嫌いで全身緑のキャラクター、グリンチによるいたずらだ。今年は大晦日でも「午後4時前に飲んではいけないということだ」と同氏は話している。

原題:You Won’t Get a Day Off for New Year’s Thanks to Wonky NYSE Rule (抜粋)

 

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