コンテンツにスキップする

ゴールドマン、アジアで最低3.4兆円のオルタナティブ投資を準備

更新日時
  • アジアでの投資を約600億ドルに倍増することを意味する
  • テクノロジー関連スタートアップ、不動産や再生エネルギーに投資へ
The Goldman Sachs & Co. logo is displayed at the company's booth on the floor of the New York Stock Exchange (NYSE) in New York, U.S., 

The Goldman Sachs & Co. logo is displayed at the company's booth on the floor of the New York Stock Exchange (NYSE) in New York, U.S., 

Photographer: Bloomberg/Bloomberg

ゴールドマン・サックス・グループは今後5年間に少なくとも300億ドル(約3兆4200億円)をアジアのオルタナティブ資産に投じる方針だ。この分野の投資で大手のKKRブラックストーンなどを追い抜くため、業務を刷新するとともに、外部資金を調達する積極的な取り組みを開始している。

  これはアジアでの投資を約600億ドルに倍増し、テクノロジー関連のスタートアップ企業や、不動産、消費、再生エネルギー分野に資金を投じることを意味すると、アジアのオルタナティブ投資の共同責任者ステファニー・フイ氏が説明した。

  フイ氏によると、ゴールドマンは2003年以降、アジアの成長企業だけでも63億ドルを投資しており、6月時点の実現総リターンはプラス35%だった。ベインのリポートによると、アジアのファンドの上位4分の1の純リターンは20%強。

  ゴールドマンは全世界ではデービッド・ソロモン最高経営責任者(CEO)が2019年に示した計画の下で、オルタナティブ事業で1500億ドルを調達することを目指しているが、既にその半分余りの資金を集めている。資金流入を受け、運用資産は4160億ドルに増加し、カーライル・グループなどを上回ったものの、KKRやブラックストーンには後れを取っている。

  フイ氏は先月の香港でのインタビューで、ゴールドマンのオルタナティブ投資がどのように決定されるか、また、中国の投資家に打撃を与えている政治的緊張を乗り切るために同氏のチームが行っている変更について説明した。

  中国の「共同富裕」推進の動きでリスクが高まっているほか、支配的地位にある企業の締め付けが強化されており、ゴールドマンもアプローチの調整を余儀なくされている。フイ氏のチームは現在、支配的地位にある企業に重点を置くのではなく、セクターリーダーになる野心を持った先進技術を持つ準大手企業に注目している。

  ゴールドマンのアジアのプライベートエクイティー(PE、未公開株)、クレジット、不動産部門の投資プロフェッショナルは160人で、来年にこの数字は最大10%増加する可能性があると、フイ氏と共に同グループを率いる村田貴士氏は指摘。これはカーライルの約100人、KKRの約130人を上回ると、事情に詳しい関係者が明らかにした。

原題:
Goldman Readies $30 Billion for Alternative Investments in Asia(抜粋)


 

(4段落目以降に詳細を追加して更新します)
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE