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ECB来年9月債券購入終了も、物価上昇2%持続なら-ホルツマン氏

更新日時
  • 前提条件がなくなればプログラム終了が来年9月か年末に起こり得る
  • 物価目標の2%より高い時期が長期化する可能性も排除できない
Robert Holzmann, governor of Austria's central bank, 

Robert Holzmann, governor of Austria's central bank, 

Photographer: Roni Rekomaa/Bloomberg

欧州中央銀行(ECB)の政策委員会メンバー、オーストリア中央銀行のホルツマン総裁は10日、インフレ率が物価目標の2%に持続的に戻ったと思われる場合は、ECBが来年9月にも債券購入プログラムを終了する可能性があると語った。

  ホルツマン総裁はロンドンで開かれたイベントで、ECBの資産購入プログラム(APP)は消費者物価上昇率を2%に戻すことが目的であり、「そのため前提条件がなくなれば、インフレ動向次第だが、プログラム終了が来年9月か来年末に起こり得る」との認識を示した。

  同総裁は「インフレが後退することはあり得るが、(物価目標の2%)より高い時期が長期にわたる可能性も排除できない」と発言。今後6カ月でユーロ圏のインフレデータからベース効果が消え、高インフレがより持続的なものかどうか明確になるはずだとの見解を明らかにした。

  ホルツマン氏は、ユーロ圏の物価上昇率が来年中は2%を上回る水準にとどまると予測。「2022年末にインフレ率が2%を下回る」可能性に多額の賭けを行うつもりはないとしながらも、物価上昇率が23年か24年にその水準を下回るとモデルは示唆していると述べた。

  ホルツマン総裁によれば、賃金と物価のスパイラル(悪循環)は起こり得るが、現時点のデータはそれを示していないという。

原題:All ECB Bond Purchases Could End Next Fall, Holzmann Says、ECB’s Holzmann Says Could See Long Period of Inflation Above 2%(抜粋)

 

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