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きょうの国内市況(11月11日):株式、債券、為替市場

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●日本株5日ぶり反発、金利上昇し銀行など買い-円安で輸出関連も高い

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  東京株式相場は5営業日ぶりに反発。米消費者物価指数が市場予想を超える大幅な伸びとなり、主要国の金利が上昇。銀行や保険といった金融株に収益環境の改善を期待した買いが入った。外国為替市場ではドル・円相場が一時114円台まで円安に推移し、電機や機械などの輸出関連株も上昇した

  • TOPIXの終値は前日比6.34ポイント(0.3%)高の2014.30
  • 日経平均株価は171円08銭(0.6%)高の2万9277円86銭

SMBC信託銀行の山口真弘シニアマーケットアナリスト

  • 日本株には出遅れ感があり、日経平均は2万9000円近辺まで下がれば押し目買いが入りやすい。外国為替のドル・円相場が114円台に円安に振れたのも好材料視された
  • 高PER(株価収益率)銘柄の下押し圧力になる米長期金利の上昇にも限りがある。市場は来年6月までのテーパリング(資産購入の段階的縮小)と2回の利上げは想定済み。さらなる利上げを織り込んで国債利回りがどんどん上がるにはまだ時間的に早い
  • むしろインフレ期待が高まることで結果的に実質金利は低下するため、株式市場では金融相場的な状況が来るようにもみえる。そうすると株式相場を支える要因となる

東証33業種

上昇率上位非鉄金属、倉庫・運輸、卸売業、その他金融、ガラス・土石
下落率上位石油・石炭製品、鉱業、建設、食料品、不動産、小売業

●債券下落、米長期金利の大幅上昇で売り圧力ー超長期買い期待が下支え

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  債券相場は下落。予想を上回る米消費者物価指数(CPI)の伸びや米30年国債入札低調を受けて米長期金利が大幅上昇したため、売り圧力が掛かった。もっとも、超長期ゾーンを中心に利回り水準の上昇に伴って買いが入るとの期待が根強く、相場を下支えした。

  • 新発10年債利回りは前日比1ベーシスポイント(bp)高い0.065%、一時は0.07%
  • 新発20年債利回りは1bp高い0.46%、新発30年債利回りは1.5bp高い0.68%
  • 長期国債先物12月物の終値は13銭安の151円79銭。夜間取引の流れを引き継いで売りが先行し、一時151円71銭まで下落したが、午後は下げ幅を縮小する展開

岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジスト

  • 米長期金利は先週末の強い雇用統計後に予想外に低下していただけに、大騒ぎするほどの動きでもなく、引き続き1.5%を挟んだレンジ推移
  • 短期的に物価上昇圧力が強まっているが、どの程度長引くのか見極められる環境になく、米連邦準備制度理事会(FRB)が年内に金融引き締めのタイミングを決められる状況でもない
  • 日本国債の反応は超長期金利などがじりじりと上昇しており、経済対策の不透明感も相場の重しだが、こういった状況でも買いは入っている
  • それが分厚い買いなのか、ちょっとした買いなのかは微妙だが、下期は国内債を選好する生命保険など、超長期債に押し目買いがあることは間違いない

流動性供給入札

  • 対象は残存期間5年超15.5年以下
  • 最大利回り格差は0.013%、平均利回り格差は0.011%
  • 応札倍率は3.18倍と、同じ年限の前回入札3.95倍を下回る

●ドル・円小じっかり、米金利上昇を受けたドル高続く-114円付近

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  東京外国為替市場のドル・円相場は小幅高。前日の米金利上昇を受けたドル高の流れが続いた。また、株高でリスクセンチメントが改善したことも円の重しとなったものの、円売りポジションが蓄積されていることから伸び悩んだ。オーストラリアドルは豪雇用統計が予想を下回り売りが優勢となった。

 
  • ドル・円は午後3時27分現在、前日比0.1%高の1ドル=113円97銭。ここまで113円86銭を安値に一時114円16銭まで上昇
  • 豪ドル・ドルは前日比0.2%安の1豪ドル=0.7315ドル。ここまで0.7341ドルを高値に一時0.7295ドルまで下落

りそなホールディングス市場企画部の梶田伸介チーフストラテジスト

  • 米消費者物価指数(CPI)の結果自体は想定内のストーリー。ただ金利市場が過熱的に上昇したこともあり、ドル・円も反応したかたちで、徐々に一服すると114円台は重くなりそう
  • ここまでドル・円を115円近くまで引き上げてきた原油高や中銀のタカ派といった材料は、それをさらに上回ってくる動きにならないと、現状の水準は維持できない
  • ドル・円のフェアバリューは112円台前半で、投機筋の建玉もたまってきていることを考えると、流れとしては114円台は重く、徐々に緩やかに下がっていくだろう
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